+++ JINMO通信 (2014年11月6日号) +++
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皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算179作目の新作がリリースされました。
CDと同等の44.1kHz 16bitの高音質のダウンロード・アルバムです!
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『毎月1回のペースで継続開催していた無伴奏ギター独奏会“Life”は、2012年12月で終了した。そう、このシリーズは確かに終了したが、実は演奏会は別の形で継続され続けていた。それは一般には完全非公開のもので、死霊相手におこなわれるもの。何モノにも囚われぬ自由な演奏を目指し、“Life”も大方それを実現していたのだが、どうしても生きた人間を目前にしては、その喜びや緊張感などが奏者にフィードバックされ、次に奏でる音に少なからずの”影響”を与えていた。この”影響”は、言わば次に奏でる音の表現上の方向性を示すという、つまりは奏でてはならぬ音をも明確にしてしまう“制限”と同義であった。何モノからも解き放たれ、完全に自由な次音の発生実現には、生きた人間が障壁となっていた。そこで私は無人での演奏会によりその実現に臨んだ。しかし完全に無人というのは、実は難しい。物理的に人は存在しなくても、奏者の感覚に於いては何モノかの臨在感を消し去る事ができなかった。私はその見えざる観客を“死霊”と呼称した。この死霊の存在が、完全に無人であるよりも良い影響を奏者に与えると気づくのに、そう時間はかからなかった。“死霊”のお陰で、私は無人という状態に囚われることからすらも解き放たれたのだから。この死霊相手の無伴奏ギター独奏会を、私は目指す完全即興から“Impromptu”シリーズと名付けた。』(JINMO)
第179作めのソロアルバム、その名も、“Impromptu 140423”。
“Impromptu”シリーズの第6作です。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/160impromptu140423.html
JINMOの演奏中の途切れる事、淀む事、滲む事の無い意志と集中力の長時間継続。
今迄も驚き続けたのですが、本作では『一切の演出の排除されたエネルギー体の実存』の記録、という印象で、驚きと共に、思わず「天晴れ」と言いたくなる様な、あきれるような清々しささえも感じる私です。
JINMOのギター独奏時の特徴的スタイルのひとつに、高速複雑で極微細な即興があります。
これをJINMOはグロッソラリア系と呼称しています。
グロッソラリアとは“異言”と訳されるキリスト教用語で、祈りの熱情が極限的になった時、本人の意識から切り離されたように舌が高速で動きだし、未知の言語的発生を猛烈におこなってしまう状態を指します。
本作も典型的なグロッソラリア系表現と言え、ここでは総ての音がたった1本のギターで奏でられています。
手指が、奏者とは別に、それぞれに独立した意思を持って、能弁に語り始めたような複雑な音です。
音楽的な時間認識に於いては、律動についても、単位時間内での周波数の変化や合成の仕方についても、そこに“単純さ”と“複雑さ”が相反するものではなく、未分化に併存しているとJINMOは考えています。
乱暴に言ってしまうなら、非常に単純に聴こえる表現でもミクロにおいては、非常に複雑なものの絡み合うような複合体であったり、逆に非常に複雑に聴こえる表現でも俯瞰するなら、非常に大きく単純なものの一部であったりという事です。
JINMOはこれをよく、大河の流れや、星雲の様子、海岸線の状態などで例えて説明しています。
この考えが、複雑系研究で有名なサンタフェ研究所のひとりマレー・ゲルマン博士の概念“プレクティクス”に近似しているため、JINMOは好んでこの単語を使います。
因みに、プレクティクスとは“複雑”と“単純”の意味を持つラテン語を合成したゲルマン博士による造語です。
またグロッソラリアは人為的意識的な表現から距離を置くものであり、1920年代にアンドレ・ブルトンらシュールリアリスト達が、新たな芸術運動のひとつとして実践していた“オートマティスム”の、純化された本来的姿であるともJINMOは捉えています。
『“美は痙攣的なものだろう、それ以外にはないだろう”と、アンドレ・ブルトンは1928年の著書“ナジャ”で明言した。この痙攣とは、原文では不随意な肉体の動きを表す医学用語としての、“CONVULSIVE(痙攣)”が用いられている。ここに、私はブルトンが用いていた“オートマティズム”との関連を明確に感じるし、私に於いての“グロッソラリア”との相似を感じざるを得ない。』(JINMO)
このJINMOの言葉は、そのブルトンが“美”を語るにおいて、不随意な肉体の動き、“痙攣”を持ち出したのを受け、自己の表現との関連から述べたものです
“Life”シリーズ全作品と“Impromptu”シリーズ第1作は、ギターアンプからの音をマイクで収録したものでしたが、本作ではマイクを使わず、ギターアンプからのライン出力をそのまま記録するライン・レコーディングでおこなわれました。
総ての音は、その時、約1時間15分に渡って途切れなくJinmoidを使用して演奏されたままに記録され、録音後に空間処理を加えた以外は一切、編集や加工はされていません。
言わば、ドキュメンタリー作品のようなものです。
聴き進む内に、非常に複雑に思える音のひとつひとつは、言わば波の雫のひとつひとつであり、俯瞰してそこに渺茫たる太洋が静かに在るのにやがて気づくでしょう。
ジャケットは丹野徹氏がデザインした美しい十字架ロゴが中心に据えられたシンプルなものです。奏者(生霊)と死霊を繋ぐに、これほど相応しいものは無いと思います。
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因みに本作を含むシリーズ6作品のレコーディング・データは以下の通りです。
06【Impromptu 140423】
2014年4月23日(水)録音
東京ビュックにて
Ideyha Giga(x-18-18-18)
Jinmoidの総てのノブはフラット
タッピング
ライン録音
1時間15分16秒
2014年11月6日リリース
05【Impromptu 140327】
2014年3月27日(木)録音
東京ビュックにて
ALBIT GC-1
Jinmoidのノブはミッドのみフラット
ピッキング
ライン録音
3時間17分42秒
2014年9月10日リリース
04【Impromptu 140326】
2014年3月26日(水)録音
東京ビュックにて
Z-Vex(x-07-07-17-17)
Jinmoidの総てのノブはフラット
ピッキング
ライン録音
57分08秒
2014年7月26日リリース
03【Impromptu 131207】
2013年12月7日(土)録音
アトリエにて
ALBIT GC-1
Jinmoidのノブはミッドのみフラット
ピッキング
ライン録音
2時間5分32秒
2014年5月16日リリース
02【Impromptu 130913】
2013年9月13日(金)録音
アトリエにて
YAMAHA THR10X(BROWN I)
Jinmoidの総てのノブはフラット
ピッキング
ライン録音
1時間11分54秒
2014年3月13日リリース
01【Impromptu 130603】
2013年6月3日(月)録音
アトリエにて
ALBIT GC-1、ZT Amp Lunchbox
Jinmoidのノブはミッドのみフラット
ピッキング
マイク録音
56分42秒
2014年1月27日リリース
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ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
前作“SyouJyou Live”から僅かに14日。
通算第179作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第160作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。
(Avant-attaque:HARI)
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【Impromptu 140423】 ダウンロード版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/160impromptu140423.html
2014年11月6日リリース
全1曲(total 01:15:16)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ダウンロード・サイズ:587.6MB
ジャケット・ロゴ・デザイン:丹野徹 ( http://www.torutanno.com/ )
ジャケット・デザイン:JINMO
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 30.00ドル
<無伴奏ギター独奏、ライブ録音>
【収録曲目】
01. Impromptu 140423 (01:15:16)
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ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html
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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html
旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。
今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。
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【44.1kHz 16bit でのダウンロード・リリースを始める (JINMO : 2013年3月23日記)】
『 ネットを使えば、特に何かの媒体に広告を出さなくても、世界中に門を開く事ができる。小さなアパートの一室から世界規模で情報を発信して、振込で入金してもらう、というシステムが今なら可能ですよね。 例えば作品があまり一般的でない性格のものであっても良いし、また世界規模で売る事を考えれば、個々の国では僅かな枚数しか売れないかも知れないけれど、全部を合計したらまあまあの大きさになります。そうした中で作品を発表して、その売り上げを次の作品の制作費に充てる、そんな風にして、わがままな音楽家が本当に個人的な音楽を演りつつも、音楽だけで生計を立てていくということが、通信ネットワークの発達の御陰で可能になったんですよ。だからこれからは、インターネットなどを通じて、ひとりひとりの表現者が個々にレーベルを持つようになってくると思うんですよね。』
まだWindows95すら発売されていなかった今から18年前、“月刊ギターマガジン誌1995年5月号”に掲載された私のインタビュー記事からの引用だ。
1994年頃、RADIUSの登場により地方でのアクセスポイントの開設が急速になっていった頃、私は前述の予感に興奮し、周囲の者に、そう、ギターマガジン誌のインタビュアーにまで語ったが、その興奮を共有してくれる者はほとんど絶無であった。
無理も無い。
NTTによる常時接続(今日の1,000倍くらいの遅さ)が月額38,000円という価格でスタートしたのでさえ、1997年の事なのだ。
この予感は、愛好家が音楽を入手するのに“小売店”を必要としない、つまり“卸屋”を必要としない、“運送屋”を必要としない、そして“レコード会社”を必要としないで、作家が直接に愛好家と連結する状態を、意味する。
そう、音楽が“商品”としての枠組みから解放されて、音楽産業確立以前の、音楽が純粋に“音楽”として価値を放っていた時代への復権を意味するのだ。
そして2006年3月、『表現者と愛好家の直結』を実現する回路として、独自レーベル“Avant-attaque”を立ち上げ、介在者皆無のダウンロード・リリースを始動した。
しかし当時の一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮すると、CD品質である“44.1kHz 16bit”でのリリースは非現実的であり、やむを得ず”MP3 160kbps”という圧縮フォーマットでのリリースとなった。
その後、2007年3月には”AAC 192kbps”、2008年4月には“AAC 256kbps”、2009年5月には“AAC 320kbps”と、常に一般的な通信速度と、再生装置のスペックを考慮しながら、逐次、高音質化をめざしたアップデートを継続してきた。
その度重なるアップデートの中、徐々に実現されていく高音質化に、確かに私は喜びは感じるものの、その一方で、高音質とはいえオリジナルよりは明らかに劣化する圧縮フォーマットであるAACへ、リリース直前で不本意ながら変換する作業中、自らの純情に対して忸怩たる思いを抱き続けてきたのも真実だった。
さて、契機は二つあった。
まず、2012年9月にリリースされたApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズが、1.91GBであった事。
約2GBという大きなファイルが一般的であるとは到底考えはしないが、Apple社がおこなうという事実から「2GBとはいえ、もはや非常識な大きさではない」という時代が到来したのだという認識が、私を大きく勇気づけた。
二つめに、2011年10月、たいへん良質な可逆圧縮方式である“Apple ロスレス”の、それまで非公開であったソースコードが公開されたという事。
Apple ロスレス”が、今後、かつてのMP3、AAC同様、Apple製品以外の機器やソフトウェアにおいても長く使われる規格となるだろう事が、この1年の業界の動向から強く実感できた。
そして…、
本日2013年3月23日以降、”Avant-attaque”からダウンロード・リリースされるアルバムは、“Apple ロスレス”フォーマットとなる。
これにあたり綿密な波形比較をおこなったが、 “Apple ロスレス”の波形は、まったくCDのそれと同一だった。
これはCDとまったく同様の音質であることを意味する。
また、サイズは60%から50%程度の圧縮を実現している。
加えて、曲名、アルバム名、ジャケットなどのデータを添付するID3タグにも対応している。
まず、 初めての“Apple ロスレス”フォーマット・アルバムとして、“Extremus”をリリースする。
これは超音波帯域も含む可聴域全域をフルに満たすパートでオーケストレートされた作品で、高音質を謳う “Apple ロスレス”での初リリース作品として相応しいものだと自負している。
加えて、アルバム “Extremus”は、全1曲で、途切れの無い「3時間19分18秒間」という音響体験になる。
この長さは約70分が収録限界であったCDでは、リリース不可能な作品だ。
ダウンロード・サイズは1.73GBとなる。
これはApple社の”OS X Lion 統合アップデート 10.7.5”のサイズ、1.91GBより10%小さい。
Avant-attaqueから既にリリースした125作品についても、今後順次、 “Apple ロスレス 44.1kHz 16bit”へとアップデートしていく。
既に旧バージョンを購入されている愛好家の皆様には、心からの感謝を込めて、無料アップデートの対応をさせていただく。
また価格については、全作品の統一価格という音楽業界の非合理な慣例は葬り、従量制とする。
具体的には「1秒あたり、0.008ドル」という計算でおこなう。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、25分のアルバムなら、12ドルとなる。
また72分30秒(3,750秒)以上の長さの作品は、如何に長くなろうともこれを総て30ドルを価格上限に定める。
これにより、最も長い作品である新作”Extremus”は、30ドルとなる。
既発作品に関しては、 “Apple ロスレス”へのアップデート時に同時に、価格改変していく。
ウェブ上でのサンプル音源についても、作品のアップデートと同時に“Apple ロスレス”によるサンプルへと入れ替えていく。
愛好家にとっては、より幸せな時代を享受していただけることだろう。
私もそうなのだ。
2006年3月のAvant-attaque始動以来、私が感じ続けていた「自らの純情に対しての忸怩たる思い」に、晴れ晴れと笑顔で、今、「あばよ!」と告げる事ができるのだから。
今までの厚いご支援に深く感謝し、今後の更なる歓喜の共犯をお約束しよう。
では、44.1kHz 16bitの“前撃”、Avant-attaqueをお楽しみください。
JINMO
2013年3月23日
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---Avant-attaque(アヴァン・アタック)
+++ JINMO通信 (2014年11月30日号) +++
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皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算111作目のソロアルバム“Yuuwaku”が、ver.2にバージョン・アップされました。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/092yuuwaku.html
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ver.2になっての改変箇所は、
- CDと同等の、44.1kHz 16bitの高音質になりました。
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旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。
Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html
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第111作めのソロアルバム、その名も、“Yuuwaku”。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/092yuuwaku.html
『芥川龍之介の1927年作品に魅了されて止まない。特に”誘惑”、そして”浅草公園”。Andre´ Bretonの"manifeste du surrealisme"と連動するかのように。同時代、尖端の意識の伝播は蒼い放電に跨がって疾走したかの様。』(JINMO)
『広い暗(やみ)の中に懸った幾つかの太陽。それ等の太陽のまわりには地球が又幾つもまわっている。』(“誘惑” 芥川龍之介)
影響を受けた芸術家は?との質問を受けた時、JINMOは二人の芸術家の名をあげ、このように答えます。
「ピカソからは表現者としての"肉体性(生命の使い方)"を、芥川龍之介からは"霊性(神経の使い方)"を学んだ。」(JINMO)
JINMOの言うところの彼の“芸術的霊性”の源泉、芥川龍之介については、2008年6月にリリースされた”Ryu’s Nerve”で、芥川の人生最後の一日の心象風景を音楽作品と示しています。
本作は、その死の直前に書かれ、JINMOが最も愛する芥川作品のひとつ、“誘惑”に対してのJINMO的音響反射と言えるでしょう。
JINMOは芥川作品“誘惑”を、その執筆(死)の3年前の1924年に発表された“シュルレアリスム宣言(アンドレ・ブルトン)”から始まったヨーロッパでの新たな表現に対し、日本に於いて最も初期に反射させたものだと捉えています。
また同時に「芥川龍之介、1927年作品の“誘惑”と“浅草公園”は、音楽的と言う以上に全く音楽であり、この時の彼の制作姿勢は、執筆というより作曲に近いものであったと、私には感じられてならない。」とも述べています。
その“誘惑”が音として“Yuuwaku”になりました。
“誘惑”同様、短い章が時空を超えて綴れ織られ、聴く者の霊性に働きかけるかのような、原始的でありながら知的な力を帯びた音であると、私は感じます。
本作、完成直後に、JINMOがこれをスピーカーから再生しながら、“誘惑”の朗読をおこなう状況を目の当たりにしました。
その時、“Yuuwaku”は朗読のBGMではなく、互いに絡み合い、ひとつの美しい交響を成していると、私は思いました。
本作をご購入された方にも是非、お試し戴きたいと思い、本作には音源以外に“誘惑”の全文テキストも付録いたしました。
ジャケット写真は、JINMO自身によるセルフポートレイトです。
デザインもJINMO自身によっておこなわれました。
現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。
通算第111作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第92作め)、無料アップデートです。
まだ未入手の方は、この機会に是非!
ダウンロード・アルバムでありながらCDと同等の、“Apple ロスレス(44.1kHz 16bit)”の高音質をお楽しみください。
(Avant-attaque:HARI)
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【Yuuwaku】 ダウンロード版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/092yuuwaku.html
2012年3月5日リリース
2014年11月30日 ver.2アップデート
全24曲 (total 36:00)
フォーマット : Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ダウンロード・サイズ:225.3MB
ジャケット写真、ジャケットデザイン:JINMO
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 17.28ドル
<ギター、コンピュータ>
【収録曲目】
01. Yuuwaku 01 (01:30)
02. Yuuwaku 02 (01:30)
03. Yuuwaku 03 (01:30)
04. Yuuwaku 04 (01:30)
05. Yuuwaku 05 (01:30)
06. Yuuwaku 06 (01:30)
07. Yuuwaku 07 (01:30)
08. Yuuwaku 08 (01:30)
09. Yuuwaku 09 (01:30)
10. Yuuwaku 10 (01:30)
11. Yuuwaku 11 (01:30)
12. Yuuwaku 12 (01:30)
13. Yuuwaku 13 (01:30)
14. Yuuwaku 14 (01:30)
15. Yuuwaku 15 (01:30)
16. Yuuwaku 16 (01:30)
17. Yuuwaku 17 (01:30)
18. Yuuwaku 18 (01:30)
19. Yuuwaku 19 (01:30)
20. Yuuwaku 20 (01:30)
21. Yuuwaku 21 (01:30)
22. Yuuwaku 22 (01:30)
23. Yuuwaku 23 (01:30)
24. Yuuwaku 24 (01:30)
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ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html
今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。
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---Avant-attaque(アヴァン・アタック)