+++ JINMO情報だ・号外! (2008年3月21日) +++
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
号外です!
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いよいよ!
いよいよいよいよ!!
超音波クラスター・パンニングが超ヤバの、自然倍音完全音階による交響曲、"Ascension Spectacle"。
リリース日、近づきました!
2008年3月24日(月)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この日、東京都中央区の画廊 art space kimura "ASK?"へ、駆けつけろ!
http://www.kb-net.com/ask
能勢伊勢雄・植田信隆コラボレーション展覧会「渦と記憶」の、 オープニング特別イベントとして、"JINMOコンサート/自然倍音完全音階によるギター演奏"がおこなわれます。
その会場でリリースです。
とうとう現物が手に取れます!
詳細は以下の通り!
3月24日(月)東京京橋:art space kimura "ASK?"
能勢伊勢雄・植田信隆コラボレーション展覧会「渦と記憶」にて
オープニング特別イベント"JINMOコンサート/自然倍音完全音階によるギター演奏"
【"Ascension Spectacle"リリース!!!!!!!!!!!!!!
東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル2F
営団地下鉄銀座線「京橋駅」2番出口より徒歩1分。
都営浅草線「宝町駅」4番出口より徒歩2分。
JR「東京駅」八重洲南口より徒歩10分。 (1階に南天子画廊あり)
03-5524-0771
開演/18:00
現在のところ、この日の販売のみが確定で、以後、どこでどのように販売されるかは、まだ決定していません。
販売価格は、3,800円(税込)です。
"Ascension Spectacle"リリースについて、JINMO本人から特別にコメントがあります。
お読みください。
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JINMOです。
永年にわたり心血を注ぎ、制作をしておりました"Ascension Spectacle"が完成しました。
音像の各部は、精密な計測をおこなって初めて認識されるような、微細限界値の領域までの調整を、細心におこないました。
現在の一般的なヒトの知覚能力限界を越える細密さではありますが、「本作制作においての限りを尽くす事が、私の天命であるかのような観念」に突き動かされての故であります。
プロデューサー・能勢伊勢雄氏は、私がそのような事をご説明するまでもなく、本作の総てを的確に知覚され、これを世に残す事においてまた、私同様、否、それ以上の情熱をもって限りを尽くしてくださいました。
技術上の具体的な数値などを挙げるのは、専門的に過ぎるので、おおまかに判り易いエピソードをひとつ御紹介します。
CD制作には複製量産に入るための、元の型が制作されます。
それをスタンパーと呼び、この制作費が全工程で最もコストのかかる部分です。
故に一般的には、スタンパー制作をする工場と長くつき合い、コストダウンを図るよう交渉をしたりするものです。
ところが能勢氏は、最も高い技術を有する評判の良い工場2社に、それぞれ非常に細かな注文をつけてのスタンパー制作を発注されました。
そして、完成した2つのスタンパーを、外部の精密計測専門の会社に渡し、私の制作した元データとの比較をさせたのです。
結果は、両者ともにビットレートの相違が、小数点以下第4位の値での相違、つまり1万分の1の値での精度でありました。
各スタンパーによりテスト・プレスされたCD ... 、氏の聴覚はその誤差を許しませんでした。
氏は、より正確な値を打ち出した方の工場に対して、更に細かな注文を付け、限界に挑戦するよう促し、3つめのスタンパーを制作させたのです。
それが完成し、もちろん精密計測の結果も良好であり、テスト・プレスされたCDを試聴された氏は、たいへん興奮された声で私に電話をくださり、その喜びを述べられました。
「もうぜんぜん響きが違うのです!」と。
一般のCDでいうところのブックレットは、大量の文字によって拡大し、もはや書籍というべきものになりました。
使用された各フォント、インク、紙質、特色の発色の具合等々、それらにおいても前述の"スタンパーの逸話"同様の、細心さによる調整が施されています。
商業音楽におけるプロデューサーの仕事とは、「経費を抑え、如何に大量に流通させて、利益を挙げるか」についての具体的行動となります。
しかし、しかし、氏の情熱は、「如何に良いものをこの世に残すか」の一点にあり、商業音楽の領域からは完全に逸脱されています。
私は本作原稿に、「100年、1,000年後に本作を手にする人々」へのメッセージを書いておりました。
氏の情熱もまた、同時代人にのみ向けられたものではなく、我々の死後の未来に向けてのものであります。
先日、氏とお話ししました。
『私はこれを店先に重ねて積んで、「買ってくれ」と連呼して売るような、そういうモノではないと思うのです。』と氏は明言されました。
更に ... 。
『はっきりいうなら、解らない人には売りたくないのです。』と。
私も同じ気持ちなのです。
本作に興味を持たれる方は多いと思います。
しかし、興味本位で入手され、それをMP3等に変換し、とても良質とは言えない再生プレーヤーとヘッドホンで聴かれるような、そういう状況に、私と能勢氏の純情は血に染まります。
どうか、真実、音楽を愛される、つまり、それなりの情熱と金銭的投資を音響装置におこない、"ながら"ではなく熟聴する時間を惜しまず、加えて、本作の3,806秒間に生じる諸々の、表層ではなく深奥を理解しようとする努力に対しても歓喜されるような、そういう人の手に渡りますように、と願うのであります。
故に、"Ascension Spectacle"は各メディア上での告知・広告展開は一切おこないません。
縁有る人は、必ずや、出会い、入手されるはずですから。
最後に ... 。
私は命懸けで創りました。
あなたが聴くなら、あなたにそれ相応の覚悟を要求したいです。
(JINMO 2008年3月21日)
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以下、"Ascension Spectacle"について ... 。
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2001年末、アルバム"AVANTRONIX"の制作を終えたJINMOは、"龍が叫ぶ時(超音波EMDRミックス)"のコンセプトを更に拡大深化させた大作の制作に取りかかりました。
本人と関係者の間では、この曲は"交響曲"と呼ばれていました。
可聴域を超えた超音波帯域まで含む全周波数帯域で、正確に整数倍の比率を持つ202種の音から構成される メ自然倍音完全音階 モという独自の音階で制作される、数千トラックからなる1時間以上の大作です。
非常に膨大で複雑な作業を経て完成し、岡山ペパーランドの主宰で、AVANTRONIXの8,150文字の解説も書いてくださったJINMOの最高の理解者、能勢伊勢雄氏をプロデューサーに、氏自らのレーベルからリリースするのが決定したのが、 2003年8月。
能勢さんの命名により、"Ascension Spectacle(アセンション・スペクタクル)"と決定し、2004年4月27日、今や伝説となった初演がおこなわれました。
http://www.jinmo.com/main_news/news0404.html
http://www.jinmo.com/main_news/news0405.html
これで、完成、リリースか、と思われたのですが、その後もJINMOは改編を続け、本人が「もう1音も触り様が無い」と完成宣言と共に、すべての作業を終えたのは、なんと2006年12月6日の事です。
実にまる5年間の制作。
完成直後の12月9日、能勢氏に直接マスター音源を手渡したのですが、能勢氏が手にするマスターはこれで6種類めになるそうです。
(JINMOはこの5年間に、10数回の作り直しをしているそうです。)
1990年から始まった最重度重複知的障害者施設での"にこにこ音楽会"、また、参加者を目隠し、手足拘束して、床に寝転ばせておこなう"無眼球室"、各人が蝋燭を手にその炎を凝視しながらおこなわれる"Ascension Spectacle初演"などなどの数々の実践、そしてギターマガジン誌のコラムで長期連載された"聴覚特化体験"及び"非記号化音楽"など ... 、それらJINMOが「生体に実効力を発揮する物理現象としての"非記号化音楽"」と呼ぶものの、集大成がこの"Ascension Spectacle(アセンション・スペクタクル)"です。
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加えて、解説執筆者がマニアにはたまりませんよー!
まず、もう説明不要の"能勢伊勢雄"さん!
"AVANTRONIX"で、2,000文字の依頼に対して、入魂の8,150文字解説を書いてくださった"知の最終兵器"。
今回はご自身がプロデューサーだから、最初から文字数制限無しのデスマッチ!
http://www.pepperland.net/
そして、純正律音楽においては世界の第一人者、現代音楽家の"藤枝守"さん!
http://www.fujiedamamoru.com/
そして、シュタイナー教育の第一人者、"森章吾"さん!
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/shogo_mori/
そして、作者本人、JINMOさん!
http://www.jinmo.com/
もー、マジ激やばモノ凄いでしょー!!!!!
"書籍付きCD"っていうか、"CD付き書籍"っていうか。
デザインが、もう、バリバリのバリンバリンにかっこいいのよー!!!!!!!!!!
そして、リリース日は ... 、
2008年3月24日(月)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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