JINMO情報(2001年2月号)

 皆様、お元気でいらっしゃいますか?

 JINMOは爆発的に元気で、30時間ほど熱狂的に創作しては、2〜4時間の睡眠(平均で週に14時間睡眠)をとるという地球の自転を無視した“宇宙人生活”を続けています。

 今年のおおまかなスケジュールが決まりつつあります。4月22日〜5月3日に旧ソ連邦ツアー、6月上中旬にNYジャズ・フェスティバルを含むアメリカ公演、9月にイギリス、西ヨーロッパ・ツアー、そしてその間を縫う形で5〜8月の間に国内約50箇所のツアーを予定しています。現在ブッキング作業中で、詳細は決まり次第、御案内いたします。御都合が合えば是非、ナマJINMOを御体験くださいね。

JINMOが初のコラボレート・アルバムを制作中です。コラボレーションの御相手は現代音楽家、クリストフ・シャルル。1964年、フランスのマルセーユ出身です。現代芸術の論理的な研究に取り組みながら、様々な空間でインスタレーション及びコンサートをおこない、各要素の均衡、独立性及び相互浸透を追求しています。96年、筑波大学大学院芸術学研究科において博士号を、97年にはフランス国立東洋語東洋文化研究所において博士号を取得。現在、武蔵野美術大学映像学科助教授として勤務。リリース・アルバム多数。詳しくはシャルルのホームページを御参照ください。

http://kubric.musabi.ac.jp/charles/

 JINMOとシャルルは実は10年来の親交があり、過去に何度もライブで、プライベートでコラボレーションを繰り返してきました。既に未発表の共作が、アルバムにして5〜6枚分もあるのですが、この度さらにリリースを前提としての新録音に、年明け早々の1月3日から没頭しています。JINMOはもちろんギターを中心に、ロジック・オーディオとメタシンセといったソフトウェア、そしてMIDIギター・システムを使用し、シャルルはMAX、MSP、及びプロトゥールスなどを使用しての共同作業です。そろそろ完成間近とのことです。このコラボレート・アルバムについて、JINMO自身のコメントが寄せられています。
『ふたりは赤いMIDIケーブルで繋がれているのさ。』(JINMO)

 このふたりの長時間にわたる対談が、2月20日発売の“Choice & Place.2”誌に発表されます。“コラボレーションすること”というタイトルで数ページのかなりの長文記事で、濃厚にこのアルバムについてのことが語られています。価格は1000円。タワーレコード、HMVなど大形レコード店の他、青山ブックセンター各店で入手可能です。通販もあるそうです。詳しくは以下のホームページを御参照ください。

http://eca.web.waseda.ac.jp/eca-L3-legrandjeu/index.html

 尖端表現を疾走するふたりによる、最先端テクノロジー、理論、そして演奏技術が結晶した“デジタル・アヴァンギャルド”なイーサネット・コラボレーションに御期待ください。

 3連作<コントル・アタック・シリーズ>に続く JINMO の新譜<ひばりがおか>が、12月 19日、現代音楽系レーベルのFEESからリリースされました。皆様の御陰を持ちまして、大変な御好評をいただいております。ありがとうございます。

 JINMOを熱心にサポートしてくださっているPYNO氏のホームページの “ひばりがおか”についてのテキストが完成しました。必ずや、JINMOのキャリアにおいても重要な位置を占めるであろう本作<ひばりがおか>この愛すべき問題作を、より深く感じられるような力作テキストです。是非、御一読を御願いします。

PYNO氏のホームページ
http://www.rimnesia.net/home/pyno

ひばりがおかのページ
http://www.na.rim.or.jp/~knd-1/hibarigaoka.htm

 2月23日(金)のライブ情報です。1ヶ月ぶりのレイジーボーンズ。前回は26年のお店の歴史に残る伝説の“320分ライブ”(なんと5時間20分です!)をしでかして、始発電車まで御客様を呆然とさせたJINMO。大爆発の“轟々竹山”1時間10分・最長記録の興奮も覚めやらぬ中、ますますJINMOはヨダレをたらし、身体を小刻みに痙攣させながら、狂犬のようにハァハァと息荒く、次回ライブに備えています。皆様、御覚悟の程を、、、、、、。

DNA音楽研究所:岸本はり