皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算110作目の新作がリリースされました。
ダウンロード版、CD版、同時リリースです。
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第110作めのソロアルバム、その名も、"Wolfbeats"。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/091wolfbeats.html
『それは祈りの唄を歌う獣(もの)。霊狼よ、解き放ってやる。宇宙をその咆哮に共鳴せしめよ。』(JINMO)
"Wolfbeats"、狼の鼓動。
JINMOが古くから"狼"を自らのシンボルにし、日記(Twitter)でも頻繁に言及しているのは、マニアならよく御存知の事でしょう。
第110作になる本作まで、この"狼"がテーマとして扱われていなかったのは、意外な事とも言えます。
それだけに、「満を持しての」といった感のある作品リリースとも言えるでしょう。
古来、ネイティブ・アメリカン、イヌイット、アイヌなどの人々は、狼を霊獣として祀ってきました。
本作"Wolfbeats"は、まさしくその儀式の祝祭曲のようです。
大地を轟かす太く重い狼の"鼓動"。
そして、宇宙を共鳴させるような、可聴域総てに満ちて、更にその外部へも発光していくような、フィードバック音と非楽音の有機的感触さえする"咆哮"。
天と地を結ぶ霊獣の為の、美しく力強い祝祭曲。
ジャケット画は、JINMOによる描き下ろしの"霊狼図"です。
下描きも無く、約10秒程の間で、一気に描き上げた勢いのある絵です。
現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。
前作"Life 120211"から僅かに11日。
通算第110作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第91作め)、リリースです。
もちろん、AAC(320kbps)の高音質です。
(Avant-attaque:HARI)
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【Wolfbeats】 ダウンロード版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/091wolfbeats.html
2012年2月14日リリース
全3曲 (total 22:11)
フォーマット : AAC(320kbps)
ジャケット画:JINMO
ジャケット・デザイン:HARI
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 10.65ドル
<ギター、コンピュータ>
【 Wolfbeats】】 CD版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AACD/wolfbeats.html
2012年2月14日リリース
全3曲 (total 22:11)
フォーマット : オーディオCD (44.1kHz, 16bit)
ジャケット画:JINMO
ジャケット・デザイン:HARI
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 3,000円(送料・税込み)
御購入方法は、上記URLを御参照ください。
<ギター、コンピュータ>
・・
【収録曲目】
1. Wolfbeats 04249 (04:12)
2. Wolfbeats 07546 (07:27)
3. Wolfbeats 10656 (10:32)
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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html
旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。
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2011年12月から、新作ダウンロード版の価格が変わっています。
「絵画作品は各作品ごとに価格に違いがある。コンビニでもレストランでもメニューが総て同じ価格であったりはしない。当然のことだが、これが音楽作品ではおかしなことになっている。内容やサイズに関わらず、総ての作品が同じ価格になっている。作品ごとに相応しい価格を設定するという、当たり前の事をするべきだと、常々思っていた。故に今回からそれをおこなう。」(JINMO)
上記のJINMOの希望により、2011年12月から作品ごとに価格が設定されます。
そして、それは『1秒あたり0.008ドル』という計算でおこなわれます。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、約2,000円。
25分のアルバムなら、12ドル、約1,000円。
100分のアルバムなら、48ドル、約3,000円。
というようになります。
これにより、今までの統一価格ではリリースの難しかったモ収録時間1分のアルバムモといった短い作品のリリースも、積極的におこなえるようになります。
既にリリースされたアルバムに関しましても、今後、徐々に新価格へ変更していきます。
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また2011年12月から、PDFブックレット、大きいサイズのジャケットの同梱が廃止されます。
これは作品についての総ての情報はサイト上にある事、データサイズの縮小化、という合理化を目指したものです。
これにより、何よりリリースのタイミングが、より音源完成の瞬間に近づくということにもなります。
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ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html
今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。
+++ JINMO通信 (2012年2月13日号) +++
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通算109作目の新作がリリースされました。
ダウンロード版、CD版、同時リリースです。
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第109作めのソロアルバム、その名も、"Life 120211"。
久々のライブ・アルバム、否、ライフ・アルバムと呼ぶべきでしょうか!
そう、"Life 120211"。
これは、2012年2月11日(土)におこなわれた演奏会の実況録音です。
演奏終了後、わずか30時間ほどでの怒濤のラッシュ・リリース!!!
演奏は楽器が"Jinmoid"。
エフェクターはZ.Vex社の"Fuzz Factory"(ファズ)、それとCranetortoiseの"GC-1"(コンプレッサー)のみ。
アンプは最近愛用のZT Amp社の"Lunchbox"。
マルチエフェクターはもちろん、ディレイやリバーブ、或は特殊エフェクターなどは一切使用していません。
モロに生の生々しい音!
演奏会は最大120dBの強烈な爆音でおこなわれました。
因みに、騒々しい工場の中の音圧レベルが90dB、電車通過時のガード下が100dB、自動車のクラクションやリベット打ちが110dB、飛行機のジェット・エンジン近くが120dB。この120dBは十分に人体に影響のある数値です。
録音は完全にステレオ・マイクによる収録のみでおこなわれ、ライン信号は一切使用されていません。
また会場では、複数のフォトグラファーが、まるで戦場カメラマンのようにJINMOの爆奏に挑み、まったく事件とでもいうべきこの演奏会を記録していました。
そのため、このアルバムにはそのシャッター音も多数、収録されています。
それがまた、この演奏の緊迫感溢れる事件性の空気を表しています。
観客は演奏後に、「爆撃」、「弾幕」、「銃撃」などという言葉を多数混ぜながら、口々にその驚きと興奮を語り合っていました。
この演奏会、"Life 120211"をおこなうにあたっての、案内状に於けるJINMOの言葉です。
・・・
『音楽家としての大きな2つの活動、"作品制作"と"演奏会"。
この内、作品制作についてはAvant-attaqueによるダウンロード・リリースにより、作者の意に即応した自由なリリース・タイミング、内容の完全自由化、作品サイズの自由化などが実現し、ほぼ私の理想が実現できるようになった。
そして、もう一方の演奏会についても、今まで永らく、私の理想に近づけようと、様々な形を試み続けてきた。
演奏会は"新たなものが生まれ出づる場"であって欲しい。
強く、強くそう願う。
そこでは、予定調和や試行錯誤、観客の需要に合わせた供給としての表現等の一切が取り払われ、音楽家自身さえもが予想だにしなかった"新たなもの"と出会う歓喜に、私は照らされたい。
そこに介在する者は、単なる観客ではなく、事件や或る現象の目撃者であり、私と共にその招来を望み、霊的協力をし、そして"新たなもの"と出会う歓喜に共に照らされる者であって欲しい、同時にそう願う。
私はその "新たなもの"が生まれ出づる歓喜の時に、"Life"と名をつけた。
Lifeは、生命、人生、日常である。
音楽産業の一翼を担う既存の商業スペースではない場所が、その "新たなものが生まれ出づる場"に相応しい。
その会場もようやく整った。
歓喜に共に照らされる者は、私がこの人なら喜んでくれるだろうと思い、選ぶ人に限る事にした。
その場に並ぶ者は、私を除いて12人。
あなたに、その内の一人になっていただきたい、最後にそう強く願う。』 (JINMO)
・・・
この"Life"という演奏会は、JINMOによって"新たなものが生まれ出づる場"と成る事を目論んで挙行され、そしてその目論みは見事に実現されました。
その記録が、このアルバムです。
ジャケット・デザイン、及びジャケット写真は、フォトグラファー丹野徹氏によって制作されました。
"新たなものが生まれ出づる場"に、これ以上相応しいものは無いというべきものだと思います。
総てのJINMOマニア必聴、是非是非、過激な程の大爆音でお楽しみください!
前作"Viano Vorte"から僅かに4日。
通算第109作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第90作め)、リリースです。
もちろん、AAC(320kbps)の高音質です。
(Avant-attaque:HARI)
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【Life 120211】 ダウンロード版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/090life120211.html
2012年2月13日リリース
全1曲 (total 26:02)
フォーマット : AAC(320kbps)
ジャケット写真、ジャケット・デザイン:丹野徹 ( http://torutanno.tumblr.com/ )
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 12.50ドル
<無伴奏ギター独奏ライブ録音>
【Life 120211】 CD版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AACD/life120211.html
2012年2月13日リリース
全1曲 (total 26:02)
フォーマット : オーディオCD (44.1kHz, 16bit)
ジャケット写真、ジャケット・デザイン:丹野徹 ( http://torutanno.tumblr.com/ )
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 3,000円(送料・税込み)
御購入方法は、上記URLを御参照ください。
<無伴奏ギター独奏ライブ録音>
・・
【収録曲目】
01. Life 120211 (26:02)
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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html
旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。
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2011年12月から、新作ダウンロード版の価格が変わっています。
「絵画作品は各作品ごとに価格に違いがある。コンビニでもレストランでもメニューが総て同じ価格であったりはしない。当然のことだが、これが音楽作品ではおかしなことになっている。内容やサイズに関わらず、総ての作品が同じ価格になっている。作品ごとに相応しい価格を設定するという、当たり前の事をするべきだと、常々思っていた。故に今回からそれをおこなう。」(JINMO)
上記のJINMOの希望により、2011年12月から作品ごとに価格が設定されます。
そして、それは『1秒あたり0.008ドル』という計算でおこなわれます。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、約2,000円。
25分のアルバムなら、12ドル、約1,000円。
100分のアルバムなら、48ドル、約3,000円。
というようになります。
これにより、今までの統一価格ではリリースの難しかった"収録時間1分のアルバム"といった短い作品のリリースも、積極的におこなえるようになります。
既にリリースされたアルバムに関しましても、今後、徐々に新価格へ変更していきます。
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また2011年12月から、PDFブックレット、大きいサイズのジャケットの同梱が廃止されます。
これは作品についての総ての情報はサイト上にある事、データサイズの縮小化、という合理化を目指したものです。
これにより、何よりリリースのタイミングが、より音源完成の瞬間に近づくということにもなります。
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ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html
今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。
+++ JINMO通信 (2012年2月9日号) +++
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皆様、お元気でいらっしゃいますか?
通算108作目の新作がリリースされました。
ダウンロード版、CD版、同時リリースです。
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第108作めのソロアルバム、その名も、"Viano Vorte"。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/089vianovorte.html
ピアノの古名"Piano Forte"を元に創られた造語がタイトルになっています。
『12台のピアノが発する音で構成された火星地表面のマリネリス峡谷。そこを力強く、超高速で縦横無尽に駆け巡る龍笛のようなフィードバック。吹き抜ける風。突き刺す光。
鍵盤に顔をすり寄せ、鼻歌を歌い、愛用の椅子をギシギシと軋ませて、ピアノと交感するグレン・グールド。版木に顔をすり寄せ、軍艦マーチを歌い、彫刻刀でギリギリと軋ませて、板画と交感する棟方志功。その取り組む身体の姿勢だけでなく、何かに取り憑かれた魂の姿勢、その激しさと敬虔さが美しい。
そして本作に於いて、私は波形データに顔をすり寄せ、吹き抜ける風と突き刺す光を歌い、トラックパッドをギジギジと軋ませて、コンピュータと交感した。
アルバム"Piano Genome"12台分の仮想ピアノと、仮想ギターを、仮想マリネリス峡谷で鳴り轟かせた。』(JINMO)
JINMOによる仮想ピアノ+仮想ギター作品。
この仮想ピアノの概念については、アルバム"Piano Genome"リリース時にJINMOが言及していますので、以下に引用します。
・・・・・
私の表現したいピアノ曲を演奏するのに、私の手の本数は少なすぎる。 それは私の責任ではないが、かといってそれを理由に実現を不可能だと決め、放棄するのは、表現者としての怠慢だと思った。
ゲノム (genome) は「ある生物をその生物足らしめるのに必須な遺伝情報」として定義される。ヒトであるA氏とB氏、両者の遺伝情報は完全に同一ではない。その差異が両者を区別させる個性として現出しているのだが、差異以外の同一性(ゲノム)が、両者を同種のメヒトモ足らしめている。逆にゲノムにわずかな違いでもあるならば、それは"ヒト以外のモノ"となる。
"ギター"という楽器の何をもって"ギター"と認識するのか? クラシック・ギター、フォーク・ギター、エレキ・ギター、MIDIギターなどなど様々なものを、我々は明らかに、形も、発音原理も、材質も、弦の数も、演奏方法も異なるにも関わらず、すべてを"ギター"という認識で捉えている。 伝統的なナイロン弦を指先で弾いて演奏し、大きな共鳴胴を有する木製楽器と、私が良く使用する金属弦をタッピングし、その弦振動を電磁気ピックアップで電気信号に変換し、共鳴胴はおろかヘッドすら持たないカーボングラファイトの一本作りの楽器、この両者の非常に大きな差異。にも拘らず、ともに"ギター"という同種の楽器足らしめるには、そこに"ギター・ゲノム"とでもいうべきモノが存在する。
ただのワイングラスがある。"食器"だ。ある意思を持った者が、その指先を水で濡らし、グラスの淵を撫で、澄んだ高音を発する。食器は"グラス・ハープ"という楽器に、そのゲノムを変態させた。 切手収集家にとって、"切手"は郵便料金先払いの道具ではなく、値千金の美術品となる。本来、戦場での殺人兵器であるはずの道具が、国宝の名刀となる。
これらゲノムの同一性も変態も、それを手にする者の意識によって生じる。
本作"Piano Genome"とは、すなわち「ピアノをピアノ足らしめるのに必須な遺伝情報」という意味だ。私の意思が、潜在・顕在する多種多用な差異を超えて、この作品をメピアノ独奏曲モ足らしめている。原初、ピアノは現在のものと大きく異なっていた。現在でもグランド・ピアノとアップライト・ピアノは、その体積からしても同一とは思えぬ形状をしているし、音域の違うピアノ、複数鍵盤を有するピアノ、連弾用に開発された特殊なピアノ、ハンマーによる振動を電気的に増幅するエレクトリック・ピアノなどなど、先のギターの例同様に、差異の底流 に"ピアノ・ゲノム"が存在する。
演奏家の情緒に直結した即興性、強いライブ感。有機的とも言うべき触覚。緩急と強弱の非常に大きなダイナミズム。それらを全面に押し出し、保ちながらも、演奏家の限界、つまりは腕の本数、指の本数を超越する演奏表現。私の表現したいライブ感は、複数の演奏家が顔色を伺いながら行う連弾によっては不可能であるし、同様に、一人の演奏家がオーバーダビングによって重ねて、擬似的に腕の本数を増やすにしても、それはやはり、時間差を持った連弾行為であることに変わりなく、どうしても私の表現したいものとは異なってしまう。あらかじめMIDI情報を書き込んだシーケンサーや、MAX/ MSPなど自動演奏プログラムでは、演奏家の情緒は完全に無視され、到底演奏不可能だ。「腕を4~10本持った一人の演奏家が、即興的にライブ演奏をおこなう事」その不可能性を実現させねば、私の表現したいピアノ独奏曲は生まれ得ない。
技術的な試行錯誤が必要だった。しかし、それを克服した時、この演奏が可能になった。プログラミングの具体的技術論についての言及は、作品解説の領域を逸脱するし、また表現そのものとは無縁の枝葉末節であるから、ここでは割愛するが、簡単にいうならば様々なMIDI信号の処理の仕方をPowerBook G4のキーボードのキーひとつひとつに割当てた。私はライブ会場で無伴奏ギター独奏を演奏する時と完全に同様に、PowerBook G4を激しく演奏した。その演奏を、一音の修正も無く、まったくありのままに記録したのが、本作だ。 (但し、マスタリング時に空間処理とイコライジングのみ施してある。)
演奏中、私の手元に在ったのはグランド・ピアノではなく、その形状が似ても似つかぬ1台のPowerBook G4だった。しかし、それは"ピアノ・ゲノム"を潜在させたPowerBook G4だった。
演奏終了後、まだ無題であったこのピアノ独奏曲を聴き、"Piano Genome"というタイトルを思いついて与えてくれた HARI嬢の慧眼に感謝する。
最後に。 表現者の強い意志は、その肉体の限界を超越すると、常々私は思っている。
JINMO(2006年6月記)
【編注:文中に"PowerBook G4"と出てきますが、それは2006年当時のままの記載であり、2012年現在は"MacBook Pro"を使用しています。】
・・・・・
大量のピアノ・ゲノムと、ギター・ゲノムの轟響。
更に進化したJINMOのピアノ曲を、あなたの脳内の火星のマリネリス峡谷に吹き抜ける風と、突き刺す光とともに、お楽しみください!
前作"Quassatio"から僅かに33日。
通算第108作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第89作め)、リリースです。
もちろん、AAC(320kbps)の高音質です。
(Avant-attaque:HARI)
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【Viano Vorte】 ダウンロード版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AADL/089vianovorte.html
2012年2月9日リリース
全1曲 (total 1:00:08)
フォーマット : AAC(320kbps)
ジャケット画 : Josef Danhauser "Liszt at the Piano"(1840)
ジャケット・デザイン:HARI
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 28.86ドル
<仮想ピアノ・仮想ギター合奏>
【Viano Vorte】 CD版
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/AACD/vianovorte.html
2012年2月9日リリース
全1曲 (total 1:00:08)
フォーマット : オーディオCD (44.1kHz, 16bit)
ジャケット画 : Josef Danhauser "Liszt at the Piano"(1840)
ジャケット・デザイン:HARI
発売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
販売元 : Avant-attaque(アヴァン・アタック)
定価 : 3,000円(送料・税込み)
御購入方法は、上記URLを御参照ください。
<仮想ピアノ・仮想ギター合奏>
・・
【収録曲目】
01. Viano Vorte (1:00:08)
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Avant-attaqueからリリースされた作品(ダウンロード版)は、JINMOの意向によりバージョン・アップされることがあります。
最新バージョンは、このURLで確認できます。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/versionuplog.html
旧バージョンをご購入いただいた御客様は、無料でダウンロード可能です。
ご購入時にKagi社から送信されたメールに記載されているダウンロードURLと、Unlock Codeでご入手ください。
ご不明な点は、info@jinmo.comまで、お気軽にお問い合わせください。
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2011年12月から、新作ダウンロード版の価格が変わっています。
「絵画作品は各作品ごとに価格に違いがある。コンビニでもレストランでもメニューが総て同じ価格であったりはしない。当然のことだが、これが音楽作品ではおかしなことになっている。内容やサイズに関わらず、総ての作品が同じ価格になっている。作品ごとに相応しい価格を設定するという、当たり前の事をするべきだと、常々思っていた。故に今回からそれをおこなう。」(JINMO)
上記のJINMOの希望により、2011年12月から作品ごとに価格が設定されます。
そして、それは『1秒あたり0.008ドル』という計算でおこなわれます。
つまり50分(3,000秒)のアルバムなら、24ドル、約2,000円。
25分のアルバムなら、12ドル、約1,000円。
100分のアルバムなら、48ドル、約3,000円。
というようになります。
これにより、今までの統一価格ではリリースの難しかった"収録時間1分のアルバム"といった短い作品のリリースも、積極的におこなえるようになります。
既にリリースされたアルバムに関しましても、今後、徐々に新価格へ変更していきます。
------------------------------------------------------------
また2011年12月から、PDFブックレット、大きいサイズのジャケットの同梱が廃止されます。
これは作品についての総ての情報はサイト上にある事、データサイズの縮小化、という合理化を目指したものです。
これにより、何よりリリースのタイミングが、より音源完成の瞬間に近づくということにもなります。
------------------------------------------------------------
ご購入の詳細については、以下のURLをご参照ください。
http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/howtobuyDL.html
今後とも増々爆発的に創作するJINMOを、よろしくご支援くださいますようお願いいたします。
+++ JINMO通信 (2012年2月3日号) +++
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皆様、お元気でいらっしゃいますか?
マニアにはたいへん喜ばしい驚きのニュースをお伝えします。
JINMOが招待作家として、再び国際的な美術展に!
『ディテールとはミクロに凝視するなら、常にカオスであり、その渦中に神は宿る。混沌に於ける只管の紊乱の中に我が天的嗣業の発火は指し示されている。カオスにて逢おう。カオスにて待っている。』 (JINMO 2011/06/03)
第30回フィナール国際美術展にて、 「私が一番好きな作品なの。これとならずっと生活を共にしたいの。」と、選考委員のキャロリーヌ・リー女史(死ぬまでピカソ達が出展し続けたサロン・ド・メの名誉会長、前会長)に絶賛され、同展30年の歴史で初めて、JINMO作品の為に特別に設けられた"キャロリーヌ・リー賞"を受賞したJINMOの視覚芸術"nanoZen"。
その受賞後、
渋谷区恵比寿の"MAGIC ROOM???"でおこなわれたJINMO爆展"id 2 Tokyo"。
大阪千日前の"GALAXY GALLERY"でおこなわれたJINMO爆展"id 2 Osaka"。
名古屋栄のBDSM Bar "R"でおこなわれたJINMO爆展"id 2 : Nagoya"。
兵庫県姫路市の"サロン DayS+"でおこなわれた JINMO爆展"id 2 : Himeji"。
と全国で巡回展を繰り広げた昨年。
そして、 再び国際的な美術展に!
第31回フィナール国際美術展・開催事務局からの要請を受け、JINMOが招待作家として、nanoZen作品を出展することになりました!
出展作品は、nanoZen 001、002(個人蔵)、010(個人蔵)、037、051、052、054、055の全8作品。
http://www.jinmo.com/00/jp/opticart/nanozen.html
特にキャロリーヌ・リー賞受賞作品の002と、最大のnanoZen作品である010は個人蔵であるため、なかなか実物を観る機会は稀少です。
また最新の50番台シリーズは、東京では初公開となります。
【第31回フィナール国際美術展】
会期:2月4日(土)~11日(土)
会場:九段ギャラリー(千代田区立九段生涯学習館2F)
時間:11:00~19:00 (最終日11日のみ15:30まで)
場所: 東京都千代田区九段南 1-5-10 Tel.03-3234-2841
地下鉄東西線、半蔵門線、都営新宿線 九段下 6番出口前
入場無料
ウェブ上のjpgデータや印刷では再現不可能な、極微細の表現を是非、肉眼で至近距離から御堪能下さい!