2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
『その演奏中、私の心臓は確実に壊死を進行させていた。死ぬまで演奏し続ける”悲壮な覚悟”のようなものなど、私には無かった。むしろ死んでもなお演奏し続けるのが、”当然の歓喜”であると感じていた。』(JINMO)
タイトルの”Vision Loops”とは、強烈なジャケット画の印象により“円相の環状構造”を連想させますが、2012年9月にリリースされた通算127作目のアルバム”Vision”からスピンアウトして生まれたものです。
御存知のように、 2012年4月14日(土)におこなわれた演奏会”Life 120414”の演奏直後、心臓に重篤な異常を自覚し、観客退場後すぐに救急車にて聖路加国際病院に搬送。
急性心筋梗塞と診断され、そのまま緊急手術を受けました。
この演奏の最中、JINMOの心臓の一部は既に血流が途絶え、死に始めていました。
比喩ではなく、文字通りの命懸けの爆奏。
その死の最中の音。
旧生JINMOの遺作は、アルバム”Life 120414”として同年4月30日にリリースされました。
しかし、演奏会全体の内、10分41秒が収録されたものでした。
そして同年9月7日にリリースされた“Vision”は、アルバム”Life 120414”に収録されなかった他の部分から、53の断片を抽出し、再配列したものでした。
演奏中、演奏直後、搬送中、そして手術中のJINMOは、アルバム“Vision”のように、意識は連続性を喪失し断続的になり、また時系列もランダムとなり、この世のものとも、あの世のものともつかぬ“生死無境”に自己を確認していたそうです。
本作は、その”Vision”の断片を元に作成されたミニマル・ループの楽曲集なのです。
ゆったりとループしていく度に、全く座禅のように、深く深く内感していく…、或いは高く高く昇華していく…、そんな感じがします。
ギター独奏ライブの音源を元にしていますが、こうしてじっくりと聴くと、わずか一音にも非常に複雑に多種多様な音が絡み合って奏でられているのが解り、たいへん興味深くディープ・リスニングさせられてしまいます。
ジャケット画は、アルバム”Wolfbeats”同様、本作のために下描きも無く、数十秒の間で、一気に制作した描き下ろし作品”結跏趺坐自画像”です。
ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
前作“Frozen Sun (ver.1)”から、わずかに3日。
通算第203作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第184作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)