Guitar Solo Picking (ver.1.0)

01. Guitar Solo Picking 01 (04:52)
02. Guitar Solo Picking 02 (05:06)
03. Guitar Solo Picking 03 (05:12)
04. Guitar Solo Picking 04 (05:08)
05. Guitar Solo Picking 05 (05:10)
06. Guitar Solo Picking 06 (05:06)
07. Guitar Solo Picking 07 (05:12)
08. Guitar Solo Picking 08 (05:08)
09. Guitar Solo Picking 09 (05:07)
10. Guitar Solo Picking 10 (05:06)



サンプル音源を視聴する為には、QuickTime(無料)が必要です。





『私と共に半歩先を予感し、同じビジョンで、同じところへ歩を進めるコントラバス演奏が欲しかった。それは当然、他者との共演では叶わない。とは言うものの、私自身がマルチトラックで、後から重ねて録音するにしても、後から録音する楽器については、先に録音したものの足跡を常に追従していかねばならぬという、およそ自由な即興とはかけ離れた作業を強いられる。故に私自身がギターとコントラバスを、同時にコントロールする必要がある。しかし、これは私の責任ではないが、私の腕は2本しかない。従ってJinmoid1本の演奏に於いて、2種類の楽器表現を同時に進行させている。これは楽しい演奏となったので、ピッキングによるものと、タッピングによるものの2つのアルバムをスタジオ・ライブ・レコーディングした。のびのびとした溌剌さが記録されたので、大いに満足している。』(JINMO)

第151作めのソロアルバム、その名も、“Guitar Solo Picking”。

「非常に息の合うベーシストとの即興共演」としか聴こえない本作ですが、これはタイトルの通り、無伴奏ギター独奏のスタジオ・ライブ録音なのです。
共演者はおりませんし、後からのオーバーダビングもされていません。
前述のJINMOの言葉にあるように、1本のJinmoidを2本の腕でコントロールして成された演奏なのです。
JINMOはこの演奏手法を“ドッペルゲンガー・ソロ”と呼称しており、2008年リリースのCD2枚組ライブ・アルバム”Live At The Cafe Image”に収録された“ヨーコのブルース”でも披露されています。

http://www.jinmo.com/00/jp/sonicart/discography/CD_els/LACI.html

本作”Guitar Solo Picking”は、たいへん溌剌として元気良く、グルーヴの良い演奏が記録されており、かつてJINMOが頻繁に出演していたニューヨークのクラブ“Knitting Factory”の最盛期に聴かれたAvant-Jazzのような楽しさに満ちています。
同時に2つのアルバムが録音されました。
もう一つは無伴奏タッピング独奏による”Guitar Solo Tapping”で、これも追ってリリースされることが決定しています。
この2つの”ドッペルゲンガー・ソロ”作品、聴き比べるのも非常に楽しいものです。

ジャケット写真は、石黒達也氏によるライブ写真です。
JINMO自身もたいへんに気に入っている写真で、自らジャケット・デザインもおこなっています。

ギター愛好家の方々にはもちろん、Avant-Jazz、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作”Wolfbeats 5”から僅かに15日。
通算第151作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第132作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質です。

(Avant-attaque:HARI)