第112作めのソロアルバム、その名も、"Life 120310"。
																																																																																																																																																																											大好評のライブ・アルバム、否、ライフ・アルバム"Life 120211"に続く、演奏会の実況録音作品です。
																																																																																																																																																																											そう、"Life 120310"。
これは、2012年3月10日(土)におこなわれた演奏会の実況録音です。
																																																																																																																																																																												演奏終了後、わずか30数時間での怒濤のラッシュ・リリース!!!
																																																																																																																																																																											この日の演奏は、楽器が"Jinmoid"。
																																																																																																																																																																												エフェクターはiPhone上で動くApp、"AmpKit+"のみ。
																																																																																																																																																																												アンプは最近愛用のZT Amp社の"Lunchbox"。
																																																																																																																																																																												モロに生の生々しい音!
																																																																																																																																																																											演奏会は最大120dBの強烈な爆音でおこなわれました。
																																																																																																																																																																												因みに、騒々しい工場の中の音圧レベルが90dB、電車通過時のガード下が100dB、自動車のクラクションやリベット打ちが110dB、飛行機のジェット・エンジン近くが120dB。この120dBは十分に人体に影響のある数値です。
																																																																																																																																																																											録音は完全にステレオ・マイクによる収録のみでおこなわれ、ライン信号は一切使用されていません。
																																																																																																																																																																												前回("Life 120211")と異なり、新たに対高音圧性に優れたレコーダーを導入し、爆音のアンプに対して、非常に接近した位置で収音されていますので、会場のフォトグラファー達のシャッター音はかき消されていますが、前回以上に精密でジューシーな楽器音が記録されています。
																																																																																																																																																																											3月10日の演奏会の終了直後、そのままJINMOは録音データの編集に取りかかり、夜明け前にはこのアルバムを完成させました。
																																																																																																																																																																												1時間以上の演奏から、まるで仏師が仏像を削り出すが如く、17分14秒間の音を削り出し、収録しています。
																																																																																																																																																																												まずは8分58秒間の、JINMOの言うところの"プレクティクス・パルス"的な、"Life 120310-1"。
																																																																																																																																																																												そして8分16秒間の、自然倍音の大洪水とも言うべき、非常に分厚いシンフォニックなオーケストレーションの"Life 120310-2"。
																																																																																																																																																																												いずれも、その夜、演奏されたままの音で、編集時の加工は音質補正のみ。
																																																																																																																																																																												オーバーダビングなどはなく、また演奏時にもサンプラーなどの使用は皆無です。
																																																																																																																																																																												すべての音はたった1本のギターとJINMOの2本の腕(時折、舌も使っていましたが)のみで、発せられたものです。
																																																																																																																																																																											観客はJINMOの演奏会を何度も体験した猛者ともいうべき人々ばかりでしたが、それでも演奏直後に、前回同様「爆撃」、「弾幕」、「銃撃」などという言葉を多数混ぜながら、前回以上に口々にその驚きと興奮を語り合っていました。
																																																																																																																																																																											
																																																																																																																																																																												
																																																																																																																																																																												この演奏会、"Life 120211"をおこなうにあたっての、案内状に於けるJINMOの言葉です。
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																																																																																																																																																																											『音楽家としての大きな2つの活動、"作品制作"と"演奏会"。
																																																																																																																																																																												この内、作品制作についてはAvant-attaqueによるダウンロード・リリースにより、作者の意に即応した自由なリリース・タイミング、内容の完全自由化、作品サイズの自由化などが実現し、ほぼ私の理想が実現できるようになった。
																																																																																																																																																																												そして、もう一方の演奏会についても、今まで永らく、私の理想に近づけようと、様々な形を試み続けてきた。
演奏会は"新たなものが生まれ出づる場"であって欲しい。
																																																																																																																																																																												強く、強くそう願う。
																																																																																																																																																																												そこでは、予定調和や試行錯誤、観客の需要に合わせた供給としての表現等の一切が取り払われ、音楽家自身さえもが予想だにしなかった"新たなもの"と出会う歓喜に、私は照らされたい。
																																																																																																																																																																												そこに介在する者は、単なる観客ではなく、事件や或る現象の目撃者であり、私と共にその招来を望み、霊的協力をし、そして"新たなもの"と出会う歓喜に共に照らされる者であって欲しい、同時にそう願う。
																																																																																																																																																																												私はその "新たなもの"が生まれ出づる歓喜の時に、"Life"と名をつけた。
																																																																																																																																																																												Lifeは、生命、人生、日常である。
音楽産業の一翼を担う既存の商業スペースではない場所が、その "新たなものが生まれ出づる場"に相応しい。
																																																																																																																																																																												その会場もようやく整った。
																																																																																																																																																																												歓喜に共に照らされる者は、私がこの人なら喜んでくれるだろうと思い、選ぶ人に限る事にした。
																																																																																																																																																																												その場に並ぶ者は、私を除いて12人。
																																																																																																																																																																												あなたに、その内の一人になっていただきたい、最後にそう強く願う。』
																																																																																																																																																																												(JINMO)
																																																																																																																																																																											・・・
																																																																																																																																																																											
																																																																																																																																																																												
																																																																																																																																																																												この"Life"という演奏会は、JINMOによって"新たなものが生まれ出づる場"と成る事を目論んで挙行され、そしてその目論みは見事に実現されました。
																																																																																																																																																																												その記録が、このアルバムです。
																																																																																																																																																																											ジャケット・デザイン、及びジャケット写真は、前回同様、フォトグラファー丹野徹氏によって制作されました。
																																																																																																																																																																												"新たなものが生まれ出づる場"に、これ以上相応しいものは無いというべきものだと思います。
																																																																																																																																																																											
																																																																																																																																																																												
																																																																																																																																																																												総てのJINMOマニア必聴、是非是非、過激な程の大爆音でお楽しみください!
																																																																																																																																																																											前作"Yuuwaku"から僅かに7日。
																																																																																																																																																																												通算第112作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第93作め)、リリースです。
																																																																																																																																																																											(Avant-attaque:HARI)