Datura

1. Datura (01:00:00)



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『「方法は一つしかない、目に見えるものすべてを一度粉々に叩き潰し、元に戻すことだ、廃墟にすることだ。("コインロッカー・ベイビーズ" 村上龍・著)」 …廃墟の街に住む男ガゼルから、キクはそのためのおまじないを教えられる。それは、“ダチュラ”。梶井基次郎の“檸檬”、手塚治虫の“MW”同様に、精緻な箱庭的な諧調の世界を粉砕し、ダイナミックな混沌を現出させ、大杉栄の言うところの乱調の美を再生させる“おまじない”だ。では、私はこの両腕にギターを抱き、胸中に“ダチュラ”的霊熱を発火させ、破壊と混沌から"美の原生態"を産み落とそう。』(JINMO)

第134作めのソロアルバム、その名も、“Datura”。

1980年に出版された村上龍氏による小説“コインロッカー・ベイビーズ”。
そこにシンボリックに登場する神経兵器“ダチュラ”が、本作のアルバム・タイトルの由来になっています。

本作は両手タッピングによる、全く途切れる事の無い連続した60分間の無伴奏ギター独奏です。
極複雑、極微細、極高速の、異常なまでに密度の高い演奏。
JINMOは全く一人っきりで、籠るようにして、一気にこれを録音しました。
使用したのは、ギターがBassLabの”Jinmoid”、エフェクターはCraneTortoiseのコンプレッサー“GC-1”、そしてギター・アンプにZT Ampの“Lunchbox”のみです。
総ての音は、その時、演奏されたままに記録され、一切、編集や加工はされていません。
言わば、ドキュメンタリー作品のようなものです。

この長時間に及ぶ異様なまでの緊張感の持続。
指のみならず、全身や、魂までが激しい痙攣を永久持続するような運動感。
この音には、スタジオに一人っきりで籠る時のJINMOの、異常な意識状態さえもが転写されているように思えます(だって、ノンストップで、これをずっと一人で弾き続けてるんですよ! どう考えたって、おかしいですよ!)。
聴く内に我々はまるで、見てはならぬものを見ているような、そしてその異常なエネルギーである“ダチュラ”的霊熱に巻き込まれるような想いを実感し、破壊、混沌、酩酊、そして美がそこに見いだしてしまうのです。

ジャケットは丹野徹氏による写真を、JINMOがコラージュしてデザインしたものです。
この異常な音世界の美しさを視覚的に的確に表しています。

総てのJINMOマニア必聴、是非是非、過激な程の大爆音で、JINMOの胸中の“ダチュラ”的霊熱を共有してください!

前作”Yechidah”から僅かに6日。
通算第134作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第115作め)、リリースです。

HARI Avant-attaque



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