2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
『スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラークの共作となる”2001年宇宙の旅(映画版)”は、永らく私の中で、触れる度に新たに刺激を与え続けてくれるインプットとなっている。この作品が制作された当時、舞台となる木星は地球表面から天体望遠鏡で観察せざるを得ず、その現実的なディテールは想像の中にしか存在しなかった。
ところが今年2017年5月末のNASAの発表を目にし、私は異常な興奮を覚えた。それは2011年8月5日に打ち上げられた木星探査衛星ジュノーの観測報告だった。ジュノーは2016年7月4日についに木星軌道に到達し、2017年10月まで詳細な木星観測をおこなう事になっている。今年5月のNASAの発表では、これまでに我々が目にしたことのなかった、驚くほど鮮明で詳細な木星大気の状態を記録した画像が公にされた。それは私の抱き続けてきた夢想の通り、全く荘厳で神秘的で、まさに神の領域といった感じだった。
この画像は私にとって、”2001年宇宙の旅(映画版)”の後半のスターゲート通過のインパクトに等しい力を持っていた。このNASAの発表を契機に、本作”Jupiter”の制作に一気に取り掛かった。NASAによれば今年7月10日(後3日!)、ジュノーはついに木星の大赤斑上空わずか9000キロから近接観測を実施する。神の眼と対峙するかのような、畏怖の瞬間が迫っているような、歓喜と緊張感に私は包まれている。』
(JINMO)
冒頭のJINMOの言葉にもあるように、映画”2001年宇宙の旅”はJINMOにとってたいへん大きなインプットであるようです。
作品制作の間に、BGVとしてこの映画を無音状態でよく流しています。
既にリリースされた”Setracsed”(2010年1月20日リリース)、“Uterus Of Monoliths”(2011年3月24日リリース)、”Purification”(2016年12月30日リリース)など作品も、この映画のインパクトに対する反応とも言えるでしょう。
実はJINMOはニューヨークで公演する際は、アーサー・C・クラークが”2001年宇宙の旅”の脚本・原作を執筆したチェルシー・ホテルに宿泊するほど、大好きなんだそうです。
JINMOが言及している2017年5月に発表されたジュノーによる木星の写真がジャケットに使われています。
本作を聴きながらこの写真を見つめますと、本当に荘厳で神秘的な木星の大気に触れるような思いがしました。
本作は多数のギターを重ねて録音されています。
それらは木星の大赤斑から吹く無尽の風になびくように、右へ左へとダイナミックにパンニングしていきます。
スピーカーから大音量で浴びるように体感するのも良いですし、良質のヘッドホンでこのパンニングやオーケストレーションの細部を味わうのも良いでしょう。
よく御質問を受けるのですが、JINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、Westone社の”W4”と、SONYの“MDR-CD900ST”です。
3日後に迫った大赤斑の近接観測が、私もワクワクと楽しみになってきました。
それまで、このジャケット写真や、映画”2001年宇宙の旅”を視覚刺激に、そして同時に本作”Jupiter”を聴覚刺激とし、初めて人類がその詳細を知ることになる美しい遥かな惑星に、思いを馳せましょう。
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ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
前作“Quantum Zen 04 (ver.1)”から、わずかに6日。
通算第231作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第212作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)