+++ Contemplative Life (ver.1.0) +++


Contemplative Life (ver.1.0)

2017/3/24 リリース(avantattaque-0200)
全5曲 (total. 0:49:43)
フォーマット:Apple ロスレス (44.1kHz 16bit)
ウェブ・ストリーミング版
ジャケット写真 : JINMO
ジャケット・デザイン : JINMO
Created by : JINMO
Published by : Avant-attaque

01. Contemplative Life 01 (07:16 - 46.9MB)

02. Contemplative Life 02 (06:52 - 44.2MB)

03. Contemplative Life 03 (08:09 - 45.0MB)

04. Contemplative Life 04 (18:21 - 106.1MB)

05. Contemplative Life 05 (09:05 - 70.3MB)

 




2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。



作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。




『より実践的具体的に、能動的態度を求めるアリストテレスの姿勢は、私にとってプラトン以上に共感するところがある。そのアリストテレスは、人間営為の最上位に卓越性(アレテー)における活動がもたらす満足があると説いた。そして、それは知恵(ソフィア)に即した”観想”的活動の実践であるという。彼は”ニコマコス倫理学”で次のように言及している。「生きている神から”行為する”ことが、いわんや”制作する”ということが取り除かれるならば、そこには”観想”以外の何が残るであろうか。してみれば、至福な活動たることにおいて何よりまさるところの神の活動は、”観想”的な性格のものでなくてはならない。」と。人間の”観想”を超え、神の”観想”へと向かう”観想的生活”の実践を説いた2,400年前の哲人に、強烈に美しい普遍性を感じつつ、瞑想する私である。』(JINMO)

 

JINMOによると“Contemplative Life”とは、”観想的生活”という意味だそうです。
“観想”とは、大辞林では「1, 特定の対象に深く心を集中すること。2, 宗教的修行や神秘主義で、超感覚的・神的本体を心に映是しめる霊的直感。冥想。黙想。静観。3, 美の直感。観照。」とあります。
またブリタニカ国際大百科辞典では、「広義には実践的態度に対する,認識,瞑想,黙想などの静観的態度をいい,アリストテレスは『ニコマコス倫理学』で,人間の至福はこの人間に固有な知性的態度に即した生活にあると述べている。狭義には新プラトン派やグノーシス派などの神秘的思想,宗教において,生成消滅するもろもろの事象の背後にひそむ超感覚的,超越的存在を直観すること,あるいは神的存在と合一することをいう。」とあります。
この”神的存在と合一”とは、まさに近年JINMOがよく口にする日本古語の”婚(くな)ぎ”でありますし、近年ライブ演奏される歌曲”もんちゃんのうた”中に、”想い…、Contemplation”との英訳を与えているのも、非常に密接な関係性を持っていると考えられます。(”Contemplative”とは、”Contemplation”の形容詞形です。)
そのContemplationの場として、山王日枝神社の末社をお借りし、座禅による”観照”を日常とするJINMOの実践的具体的な生活が、本作のこの音を出力(アウトプット)しているのでしょう。
深い熟聴、Deep Listeningを誘う心地よい音響体験が、ここにあると感じました。

本作はたいへん複雑なギター・オーケストレーション作品となっています。
様々なエフェクト処理が施されたギターが絡み合いますが、特筆すべきことの一つにプリペアード・ギターの多用があります。
これは、弦に何らかの異物を装着したりすることで、本来とは全く異なる異質な弦振動を獲得する手法で、ジョン・ケージによるピアノ弦への実践で世に広く知られています。
アルバム”For my new friends Vol.2”に収録された”Japanese Expressions Of Guitar Solo”の6部作は、この手法のみで演奏されています。ご参照ください。

 

また非常に高速なパンニングも特徴の一つです。
人間が認識できる限界に近い速度で、ギター音が左右に激しく移動します。
そしてその周期も収録された全5曲それぞれが異なり、各々非常に注意深く調整されているとのことです。
そうした効果を十分にお楽しみいただくにも、ヘッドホンでのご愛聴をお勧めします。
ちなみに、JINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、Westone社の”W4”と、SONYの“MDR-CD900ST”です。

ジャケット写真は、JINMO自身が撮影したもので、山王日枝神社の正面の石段です。
変性意識への没入を誘う霊的シンボリックなジャケットだと思います。

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ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Jam in Yayoi (ver.1)”から、わずかに10日。
通算第219作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第200作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。

(Avant-attaque:HARI)