2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
『2015年1月、ナイアガラの滝まで凍りつく程の、かつて体験したことのない異常な大寒波にアメリカは襲われ、非常事態宣言まで出された。その渦中、私は西海岸から東海岸へ向けての全米ツアーをおこなっていた。ニューヨークは2~3メートルの積雪に埋もれ、ボストンの軍港は戦艦を閉じ込めたまま凍れる海となり、ブリザード吹き荒れる氷点下30度の世界に、私はいた。ツアーの終盤、カナダ国境に近い街、バーモント州バーリントンに訪れた時、私はツアーマネージャーに頼んで、かのシャンプレーン湖に連れていってもらった。凍りついていた。そこは色彩さえ喪失されてしまった様な、まさしく極寒の世界。氷となった湖面を渡って直撃する激風は、致死的予感すらもたらしていた。その湖上に在って、私を凝視するかの様な巨大な太陽! 陽光の熱すらも失せた世界で、私は巨大な太陽と対峙したその時、かつて私自身が90年代初頭に鎮魂歌で葬った太陽が、霊的実存としてリブートしたのを直感したのだ。そして、その光と風の中に生まれた4楽章がこれだ。』(JINMO)
JINMOのSNSでご存知の様に、谷中の全生庵の住職の御監修の元、JINMOは週に一度、座禅を組んでおります。
ですが、JINMOの座禅はこの時だけではなく、実は日常的・習慣的におこなわれています。
座禅時の状態を”瞑想”と言いますが、JINMO的には”エゴではない超越的な何者かと婚(くな)ぐある種の変性意識状態”だそうです。
冒頭のJINMOの言葉に語られた湖畔での、死ぬかもしれない様な極限環境の中、きっとJINMOは太陽と向かい合いながら、瞑想し、彼が言うところの変性意識状態になっていたのだと思います。
光と風の中に生まれた4楽章…、本作はミニマル、ドローンの様相を呈した重層構造の作風で、多数の先端エフェクターを導入しての積極的な音質加工が施されたギター・オーケストレーション作品です。
凍り付いた世界なんだけど、なぜか暖かい…、死に近い世界のはずなんだけど、見えない何者かがたくさんいて寂しくはない…、そんな思いが聴いていてしました。
瞑想にぴったりだと思いますし、どこか素敵な景色の場所に行ってヘッドホンで聴くのも良いと思います。
ジャケットは、JINMOがまさにその時、シャンプレーン湖の湖畔で撮影した太陽の写真です。
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ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
前作“Impromptu 140627”から134日。
通算第202作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第183作め)、リリースです。
CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)