Neurocity (ver.3.0) 2013/2/12リリース(avantattaque-0124) |
2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
『シチュアシオニストの「漂流(デリーヴ)」により、近代以降の都市は住居や店舗や交通といった機能的アイテムの集積である物理現実以上に、様々な表現の媒体として変容し転用(ディトルヌマン)し得る情報現実としても機能し始めた。そしてその導き出された心理地理学は、今日ではハンドヘルドのタブレットを携帯参照しながらの新たな「漂流」体験の実現により、漂流者各人の神経が連結されていく(個人的な都市の意味が共有されていく)群体としての知覚でもって、まるで神経接続された都市様相となっている。また、地図はもはや物理的な方向や距離を示す機能以上のものを、当然のようにApp群に反映している。これは我々の脳が既におこなっている新たな心理地理学を再確認させてくれるものだろう。私は日常的に大都市「漂流」をおこなっている。そこで知覚された心理地理学的な音が、これだ。』(“Neurocity”想 JINMO)
JINMOはほとんど毎晩のように、深夜の銀座を「漂流」しています。
前述のJINMOの言葉にもあるように、iPhoneを片手に…。
昼間、そこに75万から80万人いた人々が殆ど消え去り、無人都市となり都市機能が不要となった深夜の銀座は、通常人々が認識する都市“銀座”と全く異なるものに意味変貌します。
そこに新たに見いだされるものに、JINMOは大きな知的興奮と愛着を抱くそうです。
(その体験は、年に2回おこなわれる特別茶会でのイベント“Ginza Midnight Cruise”にて、JINMO自身の引率で案内され、茶会ゲスト達に共有されています。)
美しい建物、美しいショーウインドウ、美しい街路などが、昼間の機能性を脱ぎ去り、それ自体の美をまるで現代美術館の展示のように、いやそれ以上の現代性を放ちながら、漂流するJINMOを包み、JINMOもその総てを五感で感覚し尽くそうとします。
本作は、JINMOが毎晩体験(インプット)している心理地理学的な都市の魅力を、そのまま音としてアウトプットしたものと言えるでしょう。
“Neurocity”とはJINMOによる造語で、「神経の」を意味する接頭辞“neuro”と「都市」“city”を組み合わせたものです。
JINMOにとっての都市漂流時の必携アイテムであるiPhoneにより、常にリアルタイムに物理現実としての都市と、情報現実としての都市が溶着し、それがやがて自らの神経と接続されていくような感覚の、いわば「神経接続都市」といった意味だそうです。
ジャケットは、石黒達也氏による大都市の夜景です。
JINMOのイメージのように、シナプスを走る電流の美のような、美しい写真です。
現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。
CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)