Edwarda In The Dungeon (ver.3.0) 2012/11/5リリース(avantattaque-0116) |
2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
『古今東西、あらゆる文化圏において、ヒトはタナトスとエロスの境界に、永劫繰り返されるような鐘の音のループを設置した。人の生死に関わる儀式に留まらず、日本で大晦日と元旦の境界に鳴り響く除夜の鐘もまた、古きものを葬り、新しきものを迎えるという生死のメタファーのように思える。死の瞬間に向けて、人の余命はマイナス方向へカウントダウンしていき、その瞬間を通過した後は死後何年とプラス方向へどこまでも加算されていく。死はゼロであるが、同時に無限の始まりでもある。その瞬間は全身脱去の鐘の音が、無窮時間に向かって響き続けている。』(JINMO)
第135作めのソロアルバム、その名も、“Edwarda In The Dungeon”。
2012年11月2〜4日と10〜11日、JINMOを被写体とした四人の写真家による群展“We Shot JINMO”がおこなわれました。
会場は東京板橋区の地下ギャラリー“Art Studio Dungeon”。
会期の前半は“タナトス”、後半は“エロス”と名付けられ、全く異なる鑑賞の仕方を来廊者に要求するものでした。
特に前半“タナトス”では、迷路の様に仕切られた約100平方メートル、天井高わずか1.6〜1.7メートルの会場内は、一切の光が遮断され、完全に暗黒の状態にされました。
来廊者は明滅するLEDヘッドライトを頭部に装着し、その灯りで自ら展示作品を照らし確認するというものでした。
その群展“We Shot JINMO”開催にあたっての声明文は、以下の通りです。
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【声明文】
我ら魔弾の四射手は、レンズを通して入ってくる光景を受け止める受動者ではなく、レンズから発する視線眼光弾で以て、
狼JINMOを撃ち狩る能動者である。
その各作品は各瞬間の狼JINMOを撃ち狩った静止時間内の、
或いは、永遠時間内の屍体である。
展示は凍結された犯行現場群の時空を超えての集積であり、
同時に永遠時間内の屍体遺棄である。
我らは巧妙にその屍体を切り分け、地下ダンジョンに埋める。
そこは光の差し込むことの無い、暗黒の100平方メートル、
天井高僅かに170センチの地下空間。
我らはそこに、ハデス(肉体的死と、神による最後の審判との間の中間状態を指す言葉とされている)の現出を目論んでいる。
会期前半“タナトス”(11/2〜11/4)では、入廊者は捜索者となり、頭部にLEDサーチライトを装着した状態で、
暗黒の地下ダンジョンに入って行く。
それは従来的な受動的展示鑑賞ではなく、
能動的探査・検証の発見行為となる。
会期後半“エロス”(11/10〜11/11)では、地下空間は一転して光満ち溢れる彼岸空間となり、2012年4月14日の演奏中に死と新生を実現した狼JINMOのハデス・インパクトを共有する。
前半とは暗黒と光明の違いだけでなく、展示のされ方もそれに合わせて変えられている。
入場に際しては、我らの作品群スライドショーに狼JINMOのサウンドトラックを加えて制作されたオリジナル動画DVDが、
そのパスポートとなる。
これにより、会期中は何度でも入場が可能になる。
また会期中には2度の儀式的ショー・イベントも催される。
それらを体験する事により、入廊者は更に深くこの犯行を識る
ことになるだろう。
さぁ、我らと共に能動者たり得る者よ、集結し、共犯せよ。
我らは魔弾の四射手なり。
< 写真家 "Shooter" >
Akizou Kawamura a.k.a.Mixtribe
mona ave
Tatsuya Ishiguro
Toru TANNO
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前半“タナトス”での来廊者の多くが時間感覚の喪失を訴え、長時間の観覧をし、会場から出てきても、またその快感を得たくて再度、闇の中へ入って行くという繰り返しをおこないました。
最低でも2、3回、多い来廊者の場合は7回もです。
そして口々に、こう語るのです。
「展示も、観覧方法も素晴らしい。それにしても会場内のあの音は?あれはリリースされるのか?」
そう、あの無窮時間に向かって響き続ける永遠脱去の鐘の音。
タナトスの鐘が、このアルバムなのです。
“Edwarda”とは言うまでもないバタイユの“マダム・エドワルダ”であり、JINMOにとってはミューズとでも言うべき“美の支配者”のシンボルです。
従って本作のタイトルは、「迷宮に現れた美の支配者」となります。
ジャケットは私HARIのセルフポートレイトで、JINMOによる“Edwarda”のイメージを視覚化したものです。
総てのJINMOマニア必聴、是非是非、過激な程の大爆音で、繰り返し繰り返しの無限ループでお楽しみください。
CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)