Hell (ver.2.0) 2011/4/11リリース(avantattaque-0079) |
2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
極度に集中し、駆け抜け、ほぼ完成に近づいた。
私の家族よ、友人よ、まだ見ぬ人々よ…、
これが私にできる事、私がすべき事、私の誠意、そして私の恐怖だ。
(2011年3月28日 JINMO制作日記より)
『現代の芸術教育などに於いては、"如何に処理して、如何なるアウトプットを実現するのか"ということのみに眼が向けられ、それを当然として疑う者が少ない。しかし、真実には、そうした技術論以前に"如何なるインプットを"という問題こそ重要であり、良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。』(JINMO)
この言葉の通り、JINMOは常々、美しいインプットに対して、意識的であり、能動的であり、積極的であり、貪欲であります。
ただ、一ヶ月前、日本を襲った災禍は、JINMOに対して現実の地獄的インプットとして、強烈に作用しました。
本作は、その地獄的インプットにに対してのJINMOの必然的なアウトプットと言えます。
そして、それは実に地獄的です。
記号化された音楽ではなく、実際にヒトの情緒に影響を与えた"Jubilus:RGB 光の三部作"は記憶に新しいことでしょう。
あの三部作は"歓喜(Jubilus)"への指向を持った強力なエネルギー塊と言えます。
そして、本作"Hell (地獄曲)"は、同様の強力なエネルギーを持ったまま、その方向は真逆の地獄へと向かっています。
ジャケット画は、アルザスの女子修道院長"Herrad von Landsberg (ランツベルクのヘルラート 1130 - 1195)"によって、1180年頃に書かれた装飾写本形式の百科事典、"HORTUS DELICIARUM (歓喜の庭)"の中の地獄絵図です。
まことに美しいながらも、830年後の我々の眼にも恐ろしく映る普遍的な恐怖が描かれています。
JINMOは本作の作曲時に、常々、この地獄絵図を見つめていましたから、絵と音との印象はいずれも非常に近いもの、そう、美しいながらも、恐ろしいものとなっています。
本作は非常に大量のパート(声部)が、様々な周期や動き方でパンニングし、それが作品においての重要な要素の一つにもなっています。
故にヘッドホンでの御鑑賞を強くお薦めします。
CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)