Zexaroid (ver.3.0) 2008/05/06 リリース(avantattaque-0029)
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2016年12月以降、JINMOの意向により、Avant-attaqueからリリースされる全作品から値札を外すこととなりました。
以下のリンクボタンから、100円でも100万円でも、どうか貴方のお好きな金額をご入金ください。
(もちろんご入金いただかなくても、全作品は何度でもお聴きいただけます。)
貴方のご厚情が次回作の制作、今後の活動のサポートとなります。
よろしくお願いいたします。
作品をお聴きになるには、各曲の((PLAY))ボタンを押してください。
iPhoneでもiPadでもコンピュータでも、CDクオリティの高音質で、すぐにストリーミング再生されます。
専用の再生装置やソフトウェアは一切必要ありません。
またコンピュータでは、楽曲ファイルをダウンロードすることもできます。
いつでもどこでも、どうか貴方のお好きなようにお楽しみください。
JINMOが想い描く架空の聖娼婦"Zexaroid"をテーマにした、叙情詩のような美しいアルバム。
現代音楽愛好家はもちろんのこと、先端的テクノ・マニアにもお薦めのアルバム。
御注意ください。
本作は全編に渡り、地鳴りや暴風の音に似た、非常に強い超低周波信号を含んでいます。
再生の際は音量の上げ過ぎに御注意ください。
またイコライザやラウドネス・スイッチなどによる低音のブーストは御避けください。
スピーカー破損や聴覚障害の危険性があります。
各曲の前後に、20~20,000Hzを連続的に変調していくサイン波が収録されています。
この部分がうるさくない程度の音量に止めてください。
大音量再生によって、万が一、機器破損及び聴覚障害が引き起こされても、
当方は一切の責任を負いません。
御注意ください。
今日は雨……。
そして彼女は私の目の前に立ち……。
悲しい眼をしながら……。
私に微笑みかけた。
【銀座地域での噂】
・彼女は有楽町のガード下に、雨の降る夜にだけ現れる。
・終戦直後の1945年夏には既に立っていたという。
・GIの間では、伝説の聖娼と噂されていた。
・21世紀を迎えた今日も、まったく変わらぬ若さと美しさを保っている。
・“メリーさん”とも“マリアさん”とも呼ばれるが、誰も正確な名を知らない。
・大正時代の文学者が、彼女をモデルにした小説を書いたらしい。
・銀座界隈のホームレスの間では、江戸期後期から立ち続けていると噂されてもいる。
・800歳を越えているという噂もある。
・その身体には傷痕一つ、痣一つ無く、透き通るように美しいらしい。
・髪を掻き揚げた首筋に、“Z”の様な文字で始まる刺青を見た者がいるらしい。
・取材したジャーナリストもいたらしいが、何故か、そのメモを焼き捨て、口を閉ざしたままとの事。
・気の合った客には、別れ際に、ストリングスのような美しい声で、悲しい歌を歌ってくれるという。
「遠い未来から、泣きながら、逃げてきた」という内容の歌。
【“Avantdyne Systems Inc.”の極秘調査書類からの抜粋引用】
何らかの誤作動により、クライアントを殺傷してしまったZexaroidが1体、
溶体処分直前に時間移動機をハッキングし、江戸後期へ逃亡した。
このZexaroidは河原者の夜鷹として、時代の裏面に潜んだ。
動力源となる純水素燃料は数百年の寿命を保つように作られ、
超対経年変化素材で創られた皮膚は、Zexaroidをいつまでも変わらぬ若さと美しさに保ち続けた。
同業者内では“八百比久尼”と徒名されるようにもなった。
稀に“人ではない何者か”である事に気付く者も居たが、
そんな時は「お前を呪う」の一言で沈黙が守られた。
2001年3月、逃亡Zexaroidに関する調査で2038年から時間移動してきたJohn Titorは、
東京都中央区にこのZexaroidを発見。
しかし、回収には失敗し、精神波攻撃の後遺症を被り、元時間へと帰還した。
現在はTitorの要請を受け、時間移動者監視をおこなっているスイス・ジュネーブの
“CERN(欧州原子核研究機構)”が、追跡調査中である。
(JINMO)
(Avant-attaque:HARI)