Since December 2016, by the intention of JINMO, we have decided to remove the price tags from all of his sonic art works that released from Avant-attaque.
A dollar, million dollars or as much as you like, you can make remittance us with following link.
(Of course, you can play all albums again and again without any remittance. All donations are welcome though!)
Your generosity will support JINMO’s future creative activities.
Thank you.
To listen to the tracks, no special device or software required.
Just press the ((PLAY)) button on each track and it starts automatically streaming with your computer, iPad or iPhone in CD quality sound.
And of course, you can download the music files to your computer.
Please enjoy JINMO’s sonic art anywhere anytime.
We are very sorry but English translation underway.
We will update information according to translated contents would be available.
『ルー・リード(1942-2013)によるアルバム”Metal Machine Music”(1975年リリース)は、もう40年来、数少ない時代を超えた私の愛聴盤の一つになっている。リリース当時はアナログLPの二枚組で、最後の第4面がわざとレコード溝を切り終わらず、円環状態に閉じさせていたので、レコード針は最後の一周を無限に繰り返すという、驚きの仕様になっていた。その音は、ノイズ、アバンギャルド、ドローン、インダストリアル、現代音楽等々のジャンルに当てはめられるものであったが、私にはなんとも心地よく美しく響き、まるで古人が愛でた風鈴、水琴窟、ししおどし、虫の音、滝の音などのように、生活環境を風雅に彩る美の聴覚的装置のように機能した。多大な影響を受けたのは言うまでない。こうした楽曲に対する受け止め方は、75年当時と比して今日ではやや寛大なものになっているとはいえ、それでもルー・リードが語られる時には、まず”Metal Machine Music”は無視されがちだ。日本版のWikipediaに於いても、かろうじてタイトルのみがディスコグラフィに紹介されている程度になっている。しかし、私に於いてはルー・リード作品中というだけにとどまらず、あらゆる楽曲においても、決して軽視してはならぬ重要なアルバムに位置付け続けられている。既に亡くなって4年になったが、こうしてかの作品のトリビュート作をリリースできることを嬉しく思う。これを機に、私を支持してくださる方々の中から、”Metal Machine Music”を聴いてくださる方が一人でも増えてくれれば、とも願う。』(JINMO)
冒頭のJINMOの言葉にもあるように、本作は2013年に亡くなったルー・リードによる1975年作品”Metal Machine Music”への、トリビュート作品です。
ギターによる非楽音を積み重ね、それらが生き生きとパンニングし、幅広いダイナミック・レンジで展開される美しいギター・オーケストレーションの大作です。
アナログ盤のように”無限再生”ではありませんが、3時間悠に超えます。
全ての音は、Jinmoidと、オリジナル・エフェクター”SyouJyou”のみで奏でられています。
“SyouJyou”とは、日本語で“霄壌”を意味します。
これは独創的な高品質アナログ・エフェクターを制作する“Ideyha”とJINMOとの共同開発によるエフェクターの名前でもあります。
『“霄”は“天”を表し、“壌”は“地”を表す。Ideyha “霄壌”は、Jinmoidを「狼の声を持つハードコア・テクノ・マシン」へと変態させるパンドラ・ボックスだ。“霄”と“壌”の両極が、ここに混ざり合う。カオスは新しい音の命の“子宮”となる。』
(JINMO)
JINMOは1990年のファースト・アルバムにおけるギター“MEW”に既に見られるように、自らのイメージの具現化のために、様々な独創的な奏法のみならず、独創的な楽器や機器のメーカーとの共同開発もおこない続けてきました。
「自らのイメージの具現化」に対する貪欲で真摯な姿勢の証左であると言えるでしょう。
エフェクター“霄壌”は数多くのプロトタイプ制作を経て、2008年4月17日に完成しました。
以来長年、JINMOのギター表現においては欠かす事のできない機器の一つとして、愛用され続けています。
この“霄壌”を全面的に用いたスタジオ録音アルバム“SyouJyou”が2013年5月3日に、ライブ録音版”SyouJyou Live”が2014年10月23日にリリースされています。
ご参照ください。
本作”Metal Machine Tribute”は、JINMO自身が語るように、「古人が愛でた風鈴、水琴窟、ししおどし、虫の音、滝の音などのように、生活環境を風雅に彩る美の聴覚的装置のように機能」する作品なのでしょう。
一聴して過激に刺激的に思われそうですが、窓外から響く風の音、雨の音、滝の音、波の音、川の音、雷の音のように、静かにアンビエントとして生活に加えるのも一興です。
お試しください。
また活発なパンニングとダイナミック・レンジをお楽しみにいただくのに、ヘッドホンで過激な大音量でお楽しみいただくのも良いと思います(ただし難聴の危険には十分に御配慮ください)。
ちなみにJINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、Westone社の”W4”と、SONYの“MDR-CD900ST”です。
ジャケット写真は、2016年6月四谷でのJINMOのライブを、私が撮影したものです。
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ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
前作“Jam in Satsuki (ver.1)”から、わずかに7日。
通算第227作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第208作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)