+++ Minimal Symphony Opus 01 (ver.1.0) +++


Minimal Symphony Opus 01 (ver.1.0)

2017/7/17 Released (avantattaque-0213)
4 songs (total. 40:00)
Format : Apple Lossless (44.1kHz 16bit)
web streaming
Cover drawing :JINMO
Cover design by : JINMO
Created by : JINMO
Published by : Avant-attaque

01. Minimal Symphony Opus 01-1 (10:00 - 48.7MB)

02. Minimal Symphony Opus 01-2 (10:00 - 55.2MB)

03. Minimal Symphony Opus 01-3 (10:00 - 55.8MB)

04. Minimal Symphony Opus 01-4 (10:00 - 52.9MB)




Since December 2016, by the intention of JINMO, we have decided to remove the price tags from all of his sonic art works that released from Avant-attaque.
A dollar, million dollars or as much as you like, you can make remittance us with following link.
(Of course, you can play all albums again and again without any remittance. All donations are welcome though!)
Your generosity will support JINMO’s future creative activities.
Thank you.

To listen to the tracks, no special device or software required.
Just press the ((PLAY)) button on each track and it starts automatically streaming with your computer, iPad or iPhone in CD quality sound.
And of course, you can download the music files to your computer.
Please enjoy JINMO’s sonic art anywhere anytime.






We are very sorry but English translation underway.
We will update information according to translated contents would be available.


『奈良市にある大和文華館で、2014年夏におこなわれた企画展”連続・反復の美 - 文様に込められた想い”の案内状には以下のような文章があった。


”元や明時代の青花磁器に描かれた花唐草文は、深みのある鮮やかな色彩と優美な曲線で人々を魅了します。 遡って、敦煌第四三一窟(北魏時代)内の壁面には小さな仏が無数に並置される千体仏が描かれ、整然と並べられた仏像に無限の広がりと畏敬の念が感じられます。 このように、渦巻文や唐草文様のように連続して展開される文様や、千体仏・印仏・摺仏のように同じ図像が繰り返し反復されてあらわされた文様は、心地良いリズミカルな曲線と整然とした配置に美の一端があります。 そして視覚的な美しさにはそれを成り立たせる様々な意味が背景に潜んでいます。 植物などが終始なく連続する唐草文様は、古来、生命力や再生の意味を持ち、印仏や摺仏、千体仏などの、繰り返して仏像をあらわす行為には、数多く造像する「作善」の意図などの篤い信仰心が込められています。 “


連続・反復の美の中に、時空間の無限性を宿らせた先人達の想いは、21世紀の今日にも響き続けている。
前述の文章中にもある”生命力や再生”という当時は宗教的であった概念も、今日ではDNAコピーという現実として捉えることができるようになった。
その連続・反復の美の中に、我々という存在自体もまた”生死無境”の連続体、反復体であったことを識るのだ。
また連続・反復の美は、物理的に計測されるなら、なるほど不変同一であろうが、それに接する我々に於いては、その視覚的美が空間的に拡大していく様を眼で追う時、またその聴覚的美が時間的に流れ進んでいく様を耳で追う時、我々の主観がそこに有り得ぬはずの変化を感じ見出していくのに気づく。
これはまるで不変同一の連続・反復の美が、我々の受容体の処理アルゴリズムを書き換えていくのではあるまいかと、そう私は思ってもみるのである。』
(JINMO)

 

JINMOは演奏会の最中に、稀に弦を切った時、その場でデジタル・ルーパーを使用して短いフレーズのホールド・サンプリングをおこなって、数十秒のフレーズをずっと繰り返し鳴らしながら、観客の目のまで悠然と弦交換をおこなうことがあります。
その弦交換が終了するまでのわずかの間、観客は期せずして奏でられているミニマル・ミュージックを楽しむことになるのですが、過去に何度か「こうしたホールド・サンプリングのミニマル・ミュージックを、アルバムとしてリリースしてもらえませんか。」とリクエストされたことがあります。
JINMOによるグロッソラリア系のように非反復の連続変化表現も心地よいのですが、全く逆の連続・反復の美もまた、たいへんに心地よく美しいものなのです。
JINMOのそうした表現に触れながら、時間が流れるような…、あるいは止まるような…、そして等速では流れていかない時間がそこにあることに、私たちが気づく時、時の流れの中に私たちが居るのではなく、私たち個々の中に、それぞれの時間が流れているのだ…、とそういう感覚になっていくのです。
本作は四つの楽章からなるオーケストレーション作品ですが、通して聴くだけでなく、それぞれの楽章のみを、ずっと聴き続け、言わば四曲のように楽しむのも良いと思います。

ジャケット画は、JINMO自身によるdataPainting作品です。
本作の美しさをよく表しているジャケットだと思います。

さぁ、時空間の無限性の中に、たゆたい遊びましょう。

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現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。

前作“Jupiter (ver.1)”から、わずかに10日。
通算第232作めのソロ・アルバム(Avant-attaqueからの第213作め)、リリースです。
もちろんCDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。

(Avant-attaque:HARI)