Vril Damen (ver.2.0) 2015/1/6 Released (avantattaque-0164) |
Since December 2016, by the intention of JINMO, we have decided to remove the price tags from all of his sonic art works that released from Avant-attaque.
A dollar, million dollars or as much as you like, you can make remittance us with following link.
(Of course, you can play all albums again and again without any remittance. All donations are welcome though!)
Your generosity will support JINMO’s future creative activities.
Thank you.
To listen to the tracks, no special device or software required.
Just press the ((PLAY)) button on each track and it starts automatically streaming with your computer, iPad or iPhone in CD quality sound.
And of course, you can download the music files to your computer.
Please enjoy JINMO’s sonic art anywhere anytime.
We are very sorry but English translation underway.
We will update information according to translated contents would be available.
「『ヴリルとは何か?』と私はズィーに問うた。磁気学、ガルバーニ電気学やその他、我々の科学体系で分類される自然界の多種多様な力の中では、私はそれを電気的と呼ぶべきか。このヴリル・ヤ(地下空洞世界)の人々は、ヴリルを自然界のエネルギー作用の統合であると捉えている。これは、地表世界の多くの哲学者たちが推測していたもの、そしてファラデーがより慎重な術語で暗示しようとしたものだ。私の知る如何なる言語でも正確に言い表せないヴリルについて、何も理解していない私に、ズィーは説明を始めた…。」
(”来たるべき種族”第7章から 1871年 エドワード・ブルワー・リットン著 JINMO訳)
『エドワード・ブルワー・リットンの1871年の著作、”来たるべき種族”は太古の大洪水を避けて、地球内部の大空洞に住み着き、高度に文明を発達させたヴリル・ヤについて書かれた小説だ。ここに登場するヴリルとは、中国でいうところの気のような、或る種の宇宙的エネルギーだ。この著作が単なる空想ではなく、秘めら続けた真実を孕んだものだという考えは根強く、当時の神秘主義者達に大きな影響を与えた。そして1918年ドイツでヴリル・ゲセルシャフト(ヴリル協会)が設立された。ナチスと深い関わり合いを持つ地政学者カール・ハウスホーファーがこのヴリル・ゲセルシャフトの構成員であったため、ナチスの高度な技術力の実現はヴリルに関係があったと考えるオカルティストが多い。特にナチスが研究、実現したとされる重力制御の技術は、アルデバラン星系の文明とのコンタクトによるものとされるが、それに巫女的存在である長髪のブリル・ヤ女性達が関わっていたと言われる。彼女達は“Vril Damen”、”ヴリルの女達”と呼ばれていた。私はこうした超常的な話については懐疑的なものであるが、超越者との連携において”女性”性が媒体するという構図に、極めてロマンチックで美しいものを感じるのだ。科学者、芸術家の霊感の源泉を推測以上に明らかにする事は不可能だろうが、そうした霊感の受像者の傍に、ミューズは常に実在していると、私は信じている。』(JINMO)
2014年クリスマスの夜の事です。
いつも突然にふらりと訪れるのですが、この夜もJINMOが巫女と捉える媒体者Ezmiさんが、JINMOのもとを訪れました。
JINMOはEzmiさんに、「つい先頃完成した新しいアルバムだ。」と言って、本作を聴かせました。
「レクイエム、そして開花って感じですね。」とEzmiさんは言い、また2015年の作品発表の第1作はこれにするべきだと付け加えました。
巫女をテーマにした本作のリリースに、本物の巫女が関わる不思議が面白いと思います。
そして、Ezmiさんの言葉通り、こうして2015年の作品発表の第1作として、”Vril Damen”がリリースされました。
タイトルの”Vril Damen”とは、冒頭のJINMOの言葉と、JINMOによる”来たるべき種族”の引用翻訳(出版から140年以上経つのに邦訳は出版されていないそうです)で明らかです。
たいへん科学的で合理的な考察・実践を続ける姿勢の印象が強いJINMOですが、地底世界、超科学、不思議な力、そして宇宙文明のようなとんでもなくオカルティックなことを言及しています。でも、それらを短絡的に肯定するのではなく、「懐疑的なものである」というように、科学的・合理的な肯定や否定にも着陸していない事象について、常に中立を保つというのが真の非オカルティックな姿勢であるとJINMOは考えているようです。
文化庁文部科学省により2009年度芸術祭参加作品に選定された"Ascension Spectacle”から始まった、ヒトの感覚能力の拡大に関わるような作品群が、ずっと進化し続けていて、それの一番新しい姿であると、、私は感じました。
世界は見えるものだけで構成されているのではなく、見えないものもそれ以上に実在していて、その見えないものと、私たちも含めた見えるものとを連結させる媒体としての巫女”Vril Damen”が在るのでしょうが、本作もまた全く彼女達と同質の音響的媒体として、鳴り響いているという感じです。
JINMOにしては明確な調性感を持つ4つの楽章から成る本作は、全てJinmoidにより演奏された実に濃密なギター・オーケストレーション作品です。
たいへんデリケートで複雑なパンニングと、スペクトル分布を特徴とするアルバムです。
なるべく良質のヘッドホンでの御鑑賞をお薦めします。
よく御質問を受けるのですが、JINMOが制作において使用しているモニター・ヘッドホンは、SONYの“MDR-CD900ST”です。
ジャケット写真は、1920年代から1930年代に撮影されたVril Damenとされる女性の古写真です。
古代からの宗教施設に見られるような美しいシンメトリーを保つ巫女。
それらを包む美しい霊光の真ん中に、深淵な知覚の扉が在るような…、そんなデザインをJINMO自身が施しています。
ギター愛好家の方々にはもちろん、現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にもお薦めのアルバムです。
CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。
(Avant-attaque:HARI)