+++ Quasar APM 08279+5255 (ver.3.0) +++


Quasar APM 08279+5255 (ver.3.0)

2013/1/28 Released (avantattaque-0123)
2016/12/6Last Update
1 song (total. 1:00:00)
Format : Apple Lossless (44.1kHz 16bit)
web streaming
Cover drawing by : NASA
Cover design by : JINMO
Created by : JINMO
Published by : Avant-attaque


01. Quasar APM 08279+5255 (01:00:00)




Since December 2016, by the intention of JINMO, we have decided to remove the price tags from all of his sonic art works that released from Avant-attaque.
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(Of course, you can play all albums again and again without any remittance. All donations are welcome though!)
Your generosity will support JINMO’s future creative activities.
Thank you.

To listen to the tracks, no special device or software required.
Just press the ((PLAY)) button on each track and it starts automatically streaming with your computer, iPad or iPhone in CD quality sound.
And of course, you can download the music files to your computer.
Please enjoy JINMO’s sonic art anywhere anytime.






We are very sorry but English translation underway.
We will update information according to translated contents would be available.


『殆ど“無限”と言っても良いほどの膨大なものの実在が、想像力に働きかける力は凄まじく、私は初めて“Quasar APM 08279+5255”の水を知った時、全く打ちのめされた思いだった。想像力を超えるものを想像しようとしてこそ、想像力の限界が拡張されることも実感した。“無限”においては、3次元での6つの両端である上端、下端、右端、左端、前端、後端に加え、時間の両端と言うべき“創始”と“終焉”の概念も喪失される。聴覚表現のあらゆる有限性から解放されたもの…、そう、“Quasar APM 08279+5255”の無限の水音を、私は聴いてみたかった。』(JINMO)

Wikipediaによれば“クエーサー”とは、『非常に離れた距離において極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体(準恒星状電波源)のこと。』だそうです。

2011年のクエーサー “APM 08279+5255”における水の発見は、JINMOに大きな衝撃を与えたそうです。
この天体は地球から120億光年の彼方(つまり観測されている姿は120億年前の姿。ちなみに宇宙が産まれたのは136億年前とされています。)にあり、通常のクエーサーの5倍、太陽の130兆倍のエネルギーを放出しているそうです。
そこに水が発見されたのですが、その量が『殆ど“無限”と言っても良いほどの膨大』なのです。
地球の総ての水の140兆倍の量、重さにして太陽10万個分の水だそうです…。
まさしく想像力の限界を超えます。

液体の水、固体の水、気体の水、そしてプラズマの水。
4つの態が混在し、猛烈な速度で変転しているカオス、時空間のあらゆる両端を無意味にする“無限のカオス”の水音。
それをJINMOは想像したそうです。
JINMOの水に対する関心は、20年前にリリースされたアルバム“ライブ・アット・ザ・ニッティング・ファクトリー”収録の楽曲“水の宴”から見られ、そこでは水の4つの態が変転する様が音で描かれていました。
本作では、猛烈なエネルギーを持って無限時空間の中、その4つの態が混在しているという、地球においては異常な状態が描かれており、“21世紀版・水の宴”と言えるかもしれません。

そして私には、このような宇宙規模的なイメージと同時に、胎内からこの世へ出る時と、死の瞬間の臨死体験の時というヒトにおける“態の変化”が混在したイメージも涌き起こるのです…。
(因みに、本作に通奏される低音での心臓の拍動のような音。これはJinmoidで演奏されたものですが、本作を制作中に計測されたJINMO自身の心拍数、1分間に74回に即した速度になっているそうです。)

たいへんデリケートで複雑なパンニングと、可聴域すべてを満たし、それ以上の超音波帯域も含んだオーケストレーションが成されていますので、良質のヘッドホンでの御鑑賞をお薦めします。

ジャケットは、NASAによる“Quasar APM 08279+5255”の姿です。
現代音楽、先端的テクノ、実験音楽をお好きな方々にはもちろん、ギター愛好家の方々にもお薦めのアルバムです。

CDと同等の、Apple ロスレス 44.1kHz 16bitの高音質のウェブ・ストリーミング・アルバムです。

(Avant-attaque:HARI)